沖縄県在住の「みぱね」さんは2023年10月、泣き叫ぶ子猫を発見!近くに母猫や兄弟猫はおらず…。まるで助けを求めているかのような子猫を放っておけず、保護を決意しました。
子猫は少し警戒心があり、一定の距離までは近づいてくるものの、そばへ近寄ろうとすると逃走。罠が作動するのか微妙な体重であるように見えたことから、投稿者さんは捕獲機の使用を躊躇しました。
しかし、追いかけっこをして互いに体力を消耗したのでは意味がないと思い、捕獲機を設置することに。子猫はおいしい匂いにつられて捕獲機の中へ。途中、捕獲機内のステップを踏んでも扉が閉まらないなどのプチハプニングはありましたが、なんとか捕獲に成功しました。
保護時の体重は770g。幸い大きな怪我をしていたり、猫風邪を患っていたりすることはありませんでした。子猫は緊張でカチコチ。しかし、食欲はあり、ご飯をガツガツと食べてくれました。
子猫を保護できても、母猫に不妊手術を行えなければ同じことの繰り返し…。常々、そう感じている投稿者さんは出会えなかった母猫に思いを馳せ、誰もが野良猫を病院へ連れて行きやすくなるシステムができれば…と憂います。
そんな投稿者さんの優しさが通じたのか、子猫は少しずつ甘えるように。手を出すと身を寄せたり、ケージ内の毛布にフミフミしたりと、かわいい仕草をたくさん見せ始めました。
子猫には2週間の隔離中に、健康診断やワクチン接種を行い、その後、先住猫たちのもとへ合流する予定。投稿者さんは。一生大切にしてくれる里親さんに命のバトンを渡したいと考えました。
日に日に、子猫は甘えん坊になり、まるでぶつかり稽古をするかのように投稿者さんの手に突進することも。力士のような行動から、名前は「リキ」になりました。
まだまだ、甘えたい盛りのリキくん。小さなその体を優しく包み込んでくれる里親さんと出会ってほしいものです。