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まんまるな「コロッケフェイス」が愛くるしい!たまたま通った県道で出会った“サビ子猫”の成長

まんまるな「コロッケフェイス」が愛くるしい!たまたま通った県道で出会った“サビ子猫”の成長

飼い主の「(膝)さび猫研究家」さんが「コロッケフェイス」と呼んで愛でるほど、まん丸なお顔をしているのは、サビ猫ちゃーこちゃん。

ちゃーこちゃんは今でこそ、ふくふくとしていますが、実は、とある県道沿いで路頭に迷っていた過去が。飼い主さんたちは、運命的な出会いを果たしたのです。

たまたま通った県道沿いで泣き叫ぶサビ猫を保護

今から10年以上前のある日、飼い主さんは、なぜかいつもは通らない県道沿いを選び、帰宅。すると、トラックが多く行き交うその県道沿いで、子猫の甲高い鳴き声を耳にしました。

パニックになっているみたい…。そう思い、捜索を開始すると、道路を横切って茂みに飛び込む子猫を目撃。近くに母猫が見当たらなかったことから、保護を決意しました。

保護初日

子猫は、生後2ヶ月ほど。痩せてはいなかったものの、体にはノミがおり、どこかほこりっぽさも。幸い、怪我や病気はしていませんでしたが、お腹には寄生虫がいました。

当時、飼い主さんはペット飼育不可のマンションで暮らしていたため、里親募集をすることに。情が湧かないよう、茶色の猫であることから、「ちゃーこ」という仮名で呼ぶことにしました。

里親募集用の写真を撮っていた時

当時は仕事で一日不在にし、寂しがらせたことも。今振り返れば、赤ちゃん猫だったのに、可哀想なことをしたなと思います。

人恋しい盛りのちゃーこちゃんは飼い主さんが帰宅すると、膝へ。そのまま膝に張り付き、甘える子猫をあやすのが、飼い主さんの日常になっていきました。

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里親募集を止めて始まった“猫ライフ”

一方、里親募集のほうは写真が上手く撮れず、希望者はゼロ。焦りは募りましたが、ちゃーこちゃんが仮名を自分の名前だと認識し始めたことで、飼い主さんの心境は変化。情が湧き、一緒に暮らしたいと思うようになりました。

そこで、里親探しを止め、猫の飼育が可能なマンションへ引っ越し。それからは、世界でひとつだけのアシンメトリーなマーブル模様を持つちゃーこちゃんに惜しみない愛情を注ぎ続けてきました。

飼い主さんいわく、ちゃーこちゃんは甘えん坊で、いつも自分を見ててほしい“拗らせ彼女”タイプなのだそう。小さい頃から飼い主さんの膝に張り付くのが癖だったからか、筋肉はムキムキ。

「鋼のちゃーこ」と呼ばれることも

その腕力を活かせば、タンスを開けることだって朝飯前!日常の中では、まるで筋トレをしているかのように、タンスの引き出しにぶら下がって洋服を出す姿がよく見られています。

出張から帰って、初めて散らかった服を見た時は泥棒かと思って、泣きながら親に電話しました(笑)

また、ウンチに行く前には必ず、ユニークなアピール。

「ついてこい」と大声で鳴くので、トイレまで行きます。ウンチ中には、いつも頭をナデナデしながら応援し、最後まで見守っているんです。

なんとなく、いつもと違う道を選んで帰っただけなのに、突然、神様からかわいい猫を与えて貰えたことは私の人生において、最高のご褒美。そう語る飼い主さんは、今ある幸せに感謝をしながら、一緒に過ごせる一分一秒を大切にしています。

実は里親募集をしながらも、「きっと手放せない」と思っていました。応募がゼロでよかった(笑)いつか、お別れの日が来た時に絶望するのではなく、ちゃーこの猫生を預かれて幸せだった、と思えるように過ごしていきたいです。

赤い糸で結ばれていたかのような、飼い主さんとちゃーこちゃんの幸せな物語はこれからも長く続いていきます。