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お迎えから4ヶ月で愛猫が逝去…ペットロスになりかけるも“亡き愛猫と同じ毛色の猫”に巡り合って日常が変化

お迎えから4ヶ月で愛猫が逝去…ペットロスになりかけるも“亡き愛猫と同じ毛色の猫”に巡り合って日常が変化

愛猫を亡くしてペットロスになりかけた時、先代猫と同じ毛色をした黒猫に心を救われた。そんな体験をしたのは、黒猫好きのp_qk1iさん。

愛猫くーたくん

飼い主さんは天国の愛猫がくれたかのようにも思える出会いによって、心の健康を守ることができました。

犬のように無邪気な黒猫くーちゃん

2016年8月、2番目の娘が巣立ったことから、飼い主さんのお母さんは猫を迎えたいと考えるようになりました。

そこで、飼い主さんは妹さんに相談。「近所で飼い主を探している猫がいる」との情報を得ました。

こうして出会ったのが、黒猫のくーちゃん(男の子)です。

くーちゃんは穏やかで人懐っこい性格。迎えたばかりの頃は棚の奥で寝たり、仏壇の中に入ったりして家族を笑顔にしました。

好きなおもちゃは、ガムテープを丸めて作ったボール。投げると、ワンちゃんのように咥え、飼い主さんのもとへ持ってきては、「投げて」と催促してくれました。

その姿を愛しく思い、飼い主さんはありったけの愛情をくーちゃんに注ぐように。

ところが、一緒に暮らして4ヶ月ほど経った頃、思っても見なかった悲劇が飼い主さん家族を襲いました。

愛猫が心不全を起こして天国へ…

くーちゃんは、なぜか突然、食欲や元気がなくなり、布団の上で、ずっと香箱座りをするように。様子見していた飼い主さんは危機感を覚え、動物病院へ連れて行くことにしました。

洗濯ネットに入れると、落ち着いてくれる。そんな情報を得ていたため、お母さんと飼い主さんは少しでも安心してほしいと思い、2人がかりで洗濯ネットにくーちゃんを入れることにしました。

しかし、くーちゃんはお母さんの手をガブリ。なんとか洗濯ネットに入れ、車に乗せることができたものの、動物病院に到着する寸前でくーちゃんは息を引き取ってしまいました。

医師から告げられた死因は、心不全。飼い主さんとお母さんは後悔し、心に大きな穴が開いたように感じたそう。

もっと早く病院に連れていけばよかった、苦しさをわかってあげればよかった。可哀想でたまらず、母と共にずっと泣いていました。

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愛猫を看取った翌日に出会った黒猫を家族に迎えて

その後、飼い主さんは沈んだ気持ちのまま、妹さんにくーちゃんが亡くなったことを報告。すると、別の黒猫が飼い主を探していると聞き、会いたいと思いました。

翌日、妹さんは黒猫を連れ、飼い主さん宅へ。飼い主さんはまさかの巡り合わせを嬉しく思い、その黒猫を迎えようと決意。亡き愛猫の名前を貰い、「くーた」と命名しました。

ペットロスになりかけていたのですが、くーたが来てくれたおかげでならずに済んだんです。

誰にでも懐っこかったくーちゃんとは対照的に、くーたくんは内弁慶。人見知りをし、背の高い男の人や声の大きい人は特に苦手です。

しかし、家族の前では甘えん坊に豹変。人恋しい時は家族の近くで眠り、飼い主さんが座りながら歯磨きをしていると膝に乗ってきてくれます。

2匹は、尻尾の形も対照的。ボブテイルだったくーちゃんとは違って、くーたくんは長めの尻尾です。しかし、そうした違いも愛しいと受け止め、飼い主さんはくーたくんとの日々を楽しんでいます。

くーちゃんがいた場所に、くーたがいることもあります。そんな時は、くーちゃんが私たちを見守ってくれているんだねと思います。

永遠に消えることがない亡きくーちゃんへの愛を大切にしながら、”別の猫“と認識して、くーたくんのことも愛する飼い主さん。悲しい経験をしたからこそ、今ある幸せが長く続くように願いたくなります。