韓国・ソウルでバーを営むオーナーさんは壁の向こうから子猫の鳴き声が聞こえることに気づき、心配に。なんと、子猫が壁の向こうで隙間に落ち、身動きができない状態となっていたのです。なんとか助け出したい。そう思ったオーナーさんは、レスキューを依頼しました。
オーナーさんは滑車を使って、子猫に水とご飯をあげていたよう。子猫の様子を調べるため、救助班はカメラを隙間の中へ。すると、かわいい子猫の姿をとらえることに成功します。
幸い隙間の中は狭くはなく、子猫が動けるほどのスペースでした。頭上からオーナーさんが呼びかけると、子猫は元気にお返事。届けられる食糧と水を待ちわびているようでもあります。
現場の近くには母猫か友だち猫なのか、身動きが取れない子猫を心配しているかのような猫の姿も。みな、子猫が無事に助かる日を待ちわびているようです。
翌日は、あいにくの雨。子猫がいる場所は雨が入り込んでしまうため、心配になったオーナーさんはいつものように頭上から呼びかけます。しかし、子猫からの返事はありません。
一体、どうしてしまったのか…。不安になり、隙間の中に入れていたカメラ映像をチェック。すると、驚きの事実が…!
これまで、子猫は高くジャンプできず、隙間の中から抜け出せませんでしたが、その日は初めてハイジャンプに成功したよう。手すりを上手くつたい、ひとりで脱出したのです。
衝撃の真実を知ったオーナーさんとレスキュー班は、すぐさまあたりを捜索。すると、草むらの中にいる子猫を発見しました。
オーナーさんが届けていたキャットフードによって、子猫は少し成長していたよう。脱出後は待ってくれていた、あの知り合いらしき猫と合流。2匹は一緒に、オーナーさんからご飯を貰っています。
自力で命を紡いだ、たくましい猫ちゃん。その尊い命が、この先も紡がれ続けていきますように。