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貨物船に乗り込んでしまった子猫は中国からアメリカへ…!国境を越えた飼い主探しが始まる

貨物船に乗り込んでしまった子猫は中国からアメリカへ…!国境を越えた飼い主探しが始まる

アメリカ・ミネソタ州の港町、オークデール。世界中から船便が着くこの港で、ちょっとした騒ぎが持ち上がりました。



中国からの貨物船の船室を開けたら、中に猫がいたのです!猫はひどく怯えて、コンテナパレットの下に潜り込んでしまいました。「おい、猫だぞ!」「まさか中国から来たのか!?」港の職員は動物管理局に連絡、駆けつけた職員が、水と餌をおいたトラップをしかけると、猫はためらわずすぐに入りました。それもそのはず、船は数週間かけて中国からアメリカへ来たのです。その間、閉じ込められていた猫は、結露や少しの水分と、もしあったとすれば、小さな虫などを食べて、かろうじて命をつないでいました。

管理局は動物愛護団体と連携し、猫はすぐに病院に連れていかれました。獣医師は言いました。「女の子ね。痩せてしまっているけれど、出産経験があるみたい」「耳になにかチップが入っているわ」愛護団体の職員は、喜びます。「チップがある!それなら、中国の飼い主のところに返してあげられるかもしれない!」

しかし、調べてみると、そのチップは飼い主を特定するものではありませんでした。職員はだんだんと元気を取り戻した猫に、「シャオマオ」(中国語で小さな猫)と名前をつけました。「英語で『子猫ちゃん』とか『かわい子ちゃん』と呼んでも反応しないの。でも『シャオマオ』と読んだら耳をそばだててこちらへ来るのよ!」

動物愛護団体の職員は、まだシャオマオちゃんを飼い主のもとへ戻すことを諦めていません。「港近くで飼われていた猫で、なにかの判別用チップが入っているという手がかりがあるわ。飼い主を見つけるために手をつくしているの。もしかしたら素敵なストーリーが待っているかもしれないわ」 

飼い主さんはどれだけ心配しているでしょう。しかし、まさかアメリカに着いているとは想像してもいないのでは!? 幸いにもインターネットが世界中をカバーしている今、多くの反響を呼んでいるこの動画を見て、気づいてくれたらいいですね。