とある一匹の野良猫ちゃんは、両脚に深刻なケガをしていました。地面に足を着けるのもままならないほど症状は重く、このままだと命の危険が及んでしまいます。しかし、猫ちゃんはある日の出来事をきっかけに、かけがえのない大好きな家族と出会えることに。
その日、猫ちゃんは他の野良猫仲間たちと一緒にご飯を貰えそうな場所を探していました。
飼い主さんは、毎週日曜日に野良猫たちへご飯をあげるのがルーティン。今日もいつも通りご飯をあげたところ、遠くから遠慮がちにこちらを見ている猫ちゃんに気づきました。
他の猫たちに気を遣っているのか、あまりこちらに寄ってこない様子。だけど、抱き上げると抵抗せず、撫でさせてくれることに気づいた飼い主さん。そう、本当は人懐っこくて優しい猫ちゃんなのです。
そんな中で、飼い主さんは猫ちゃんの脚が複雑に骨折していることに気づきます。慌てて猫ちゃんをゲージに入れて保護し病院に行ったところ、医師から「両脚を切断しなければ命に影響がある」と告げられました。
医師によると、手術・退院まで1週間ほどかかるとのこと。悩んだ結果、飼い主さんは猫ちゃんとひとつの約束をします。「1週間だけ頑張ってくれたら、その代わりに何年分もの幸せをあげるよ」と。
手術後、猫ちゃんの生活は大きく一変しましたが、回復ペースはとても順調です。あっという間に歩き方のコツを覚え、命を救ってくれた飼い主さんにどんどん愛情表現をするようになりました。
猫ちゃんとの出会いを振り返って、飼い主さんは「あの日出会ったのはきっと運命だった」と語ります。猫ちゃん、大好きな飼い主さんと巡り合えて本当によかったね。これからの日々が幸せいっぱいでありますように。






