猫との出会いによって、人生が大きく変わることはあるもの。てんちゃん(男の子)と暮らす飼い主さんも、そのひとりです。

保護時、左後ろ足は力なく垂れ下がり、自力で動かすことができませんでした。しかし、飼い主さん夫婦の支えを受け、てんちゃんは驚くべき回復を遂げたのです。
交通量が激しい道路に子猫が…!
2024年5月7日、仕事でトラックを運転していた飼い主さんは路肩で“何か”を発見しました。もしかして、子猫かも…。子猫だったら大変だ。そう思い、現場へ戻ると、そこにいたのは予想通り、小さな子猫でした。

トラックや乗用車がビュンビュン行き交うのを背後に、子猫は路肩の草むらへ。危険な状況中、放っておくことなどできず、飼い主さんは保護を決行しました。
雨上がりの晴れた日だったので、体は土と草むらの水滴で濡れていました。
左の後ろ足は垂れ下がり、出血の跡が…。ひとまず、近くのコンビニへ駆け込み、パート中の奥さんに連絡し、動物病院へ連れて行ってもらいました。

幸い左脚の骨や神経には異常がありませんでしたが、自力で動かすことはできなかったそう。医師からは原因不明と告げられたものの、「子猫だから回復の見込みはある」とも言われ、自宅での経過観察がスタートしました。
保護した日の夜、飼い主さん夫妻は今後を想像し、不安などを話し合ったそう。
迷い猫ですから、警察には連絡しました。ただ、もし、飼い主いなくて、我が家で面倒を見ることになっても、足がどうなっていても、しっかり面倒をみようねと話し合いました。
飼い主からの支えを受けて左脚が回復
名前は、てんちゃんに決定。保護後に意識したのは、おもちゃのけりぐりみを使い、自力で足を動かしてもらうこと。お風呂で温める、自分たちでできるマッサージも取り入れるなど、足の状態が少しでも良くなるように努力しました。

そうした支えがあったからか、保護から1週間後、左後ろ足の向きは正常に。やがて、地面に足をつけて歩こうとする姿も見られるようになりました。
実は、猫との暮らしが初めてだった飼い主さん。色んな人からの情報を得たいと思い、SNSでてんちゃんとの生活を発信し始めました。
無知だった私は、たくさんの意見や知恵を得ることができました。
保護から2年経った今、てんちゃんは普通に歩いたり遊んだりできるように。自力で首を掻くことが難しく、座り方や歩き方には特徴的ですが、飼い主さんはそうしたところもてんちゃんの個性と受け止めています。

私たち人間や物に対する独占欲がとても強くて、かわいいです。毎日、話題にあがりますし、買い物の時には猫グッズを探すようになりました。
1匹の子猫との出会いで人生が激変!
てんちゃんと出会ったことで、すっかり猫好きになった飼い主さん。その後、自宅に「るんちゃん」や「ぽんちゃん」という2匹の愛猫を迎え、現在は多頭飼いライフを送っています。

美猫るんちゃん(音の子)
2匹を迎えてからは、ボスのような存在になりました。普段はお兄ちゃんとして威張っていますが、私と2人きりになると甘えてくれます。
なお、てんちゃんは2匹の後輩猫たちに対する愛も強め。ただ、遊び方や甘え方、接し方がどこか間違っているため、逃げられてしまうことも。

るんちゃんが寝ている時は、一方的にペロペロしています。ぽんちゃんは子猫で女の子っだからか、タジタジになりながら接していて(笑)まるで、人間の長男を見ているようです。

紅一点のぽんちゃん
飼い主さんにとっててんちゃんは、人生を一番変えてくれた存在。あの出会いがなければ、今、何を楽しみにして家で過ごしていたのか――。つい、そう考えてしまうほど、愛猫たちは生活の中心になっています。

自分が一番だと思っている、甘えんぼのてんちゃん。回復した左足をたくさん動かして、これからも楽しいニャン生を謳歌してほしいものです。





