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スクラップ場で保護したあさりちゃんの成長記!発覚した「悪性腫瘍」も受け入れて共に生きる

スクラップ場で保護したあさりちゃんの成長記!発覚した「悪性腫瘍」も受け入れて共に生きる

この2年間、一緒に紡いできた日々はどれほど尊かったことだろう…。Yuさんと愛猫あさりちゃんが積み上げてきた思い出を知ると、そう感じ、心が震えます。

Yuさんは2020年7月、ボロボロの状態だったあさりちゃんを自宅にお迎え。小さな体で必死に助けを求めていたあさりちゃんは、ツヤツヤな毛並みの美少女に成長しました。

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車のスクラップ場で鳴いていた子猫を迎えた

あさりちゃんは、Yuさんの実家近くにあった車のスクラップ場で懸命に生きていた子。必死のSOSに気づいたのは、Yuさんのお父さんでした。

親猫の存在は気になったものの、あさりちゃんは長時間鳴き続けており、時期も暑い7月であったことから、保護を決意。

我が家はもともと、よく子猫を保護する家庭でした。保護後は、実家で面倒を見てもらっていました。世話をしてくれた家族には、心から感謝しています。

保護時、シラミだらけだったあさりちゃんは治療のおかげで綺麗な被毛に。

当初は里親を探すことも検討していましたが、Yuさんはあさりちゃんに一目惚れ。在宅勤務できる環境を整え、あさりちゃんを家族に迎えました。

初めから好奇心旺盛で、おもちゃでは力いっぱい遊び、人の手にもじゃれる元気な子でした。「やんのかステップ」をし、こちらの様子を伺うこともありましたね。

得意の“やんのかステップ”

「やんのかステップ」は、今でも健在。遊びたい時やトイレの後、お留守番で寂しかったことをアピールする時に披露してくれるのだとか。

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その一方で成長に伴い、見られた変化もあったよう。

子猫の頃は膝で寝てくれましたが、今は夜、布団に入った時しか近くで寝てくれない。ちょっと寂しいです。

そう嘆くも、Yuさんは一緒に暮らす中で、あさりちゃんのかわいい一面にたくさん触れ、日々、癒されています。

あさりちゃんは、名前を呼ぶと鍵しっぽをフリフリ動かして、お返事。

朝には、喉をゴロゴロ鳴らして体の上に乗り、起こしてくれるのだとか。

ただ、以前、泥酔状態で寝ていた時は撫でたら、激しく威嚇されました。酔っぱらって、いつもと違う飼い主に怒っていたのかもしれません。本当に申し訳なかったです(笑)

なお、遊ぶ時に、よく物にぶつかるというニブい一面があるのも、あさりちゃんのかわいさ。

お気に入りのぬいぐるみを咥えて持ってくるので、投げて取りに行く遊びをすると、取りには行くけれど、持ってはこないです(笑)

そんなコミカルな一面もあるあさりちゃんと出会い、Yuさん自身の生活には、ある変化が。

結構、不摂生な生活をするタイプでしたが、外泊をすることがなくなり、健康を意識するようになりました。猫は健康にいいと言いますが、本当にその通りでした。

悪性腫瘍が発覚して愛猫の大切さを再確認

そんな笑顔溢れる日々の尊さを改めて実感したのは、あさりちゃんが1歳をすぎた頃のこと。

おしりに小さなイボがあることに気づいたYuさんは、動物病院に検査を依頼。すると、悪性腫瘍であることが判明しました。

その後、特に症状は出ていません。治療が負担になることもあるので、しばらくは様子見をするつもりです。

そう語るYuさんは、部屋の中に隠れられる場所や周りを見られる高いところを作ったり、生活の中心を愛猫にしたりすることで、あさりちゃんがストレスなく快適に暮らせるよう、サポート。

病気のこともあるので、いざという時に何がしてあげられるだろうかと考え、時間的・金銭的にできることの選択肢を増やせるよう、心がけています。

そう、愛猫を気遣うのは出会った時、「猫に生まれてよかった」と思ってもらえる生活をさせてあげたいと思ったから。

辛いことがあっても、あさりのために頑張ろうと思えます。それくらい、心の支えになっている。出会えてよかったの一言に尽きます。

共に笑い合える日々を紡ぎ続けていくため、Yuさんは病気との向き合い方を試行錯誤中。そんな飼い主の姿は、あさりちゃんの目に優しく、尊く映っていることでしょう。