柴犬や6匹の猫と暮らす、R村のしば猫さんは2020年8月26日、病気で痩せこけた子猫を発見。あまりにボロボロな姿に心を痛め、保護を決意。1年間、愛情を注ぎながらケアをした結果、子猫は見違えるほど美しくなりました。
飼い主さんと出会った時、子猫は目が見えていないようで、体は痩せこけていました。
すぐに動物病院へ連れて行くと、危険な状態であることを告げられ、6日間入院治療することに。病院では光が見えていないことも判明しました。
大変な思いをしてきた分、これからは明るく幸せに生きていってほしい…。そんな願いを込め、飼い主さんは「リノ」という名前をプレゼントしました。
お迎え1日目、リノちゃんは激しく鳴き喚いていたものの、ご飯をしっかり食べてくれ、ふわふわのベッドではかわいらしいフミフミも披露。
お腹が減ると鳴き、ボールで遊ぶ無邪気さも見られました。
そんな姿を見て、飼い主さんは少し目が見えているのではないかと思うように。希望があるなら…と、セカンドオピニオンを受けました。
すると、薬と目薬で視力が回復する可能性があることや手術が可能なことを告げられ、嬉しい気持ちに。
そして、保護11日目。薬の効果か、リノちゃんはLEDライトの光を追って遊んでくれるように。
患っていた猫風邪も良くなり、体が快方へ向かっていきました。
元気になったリノちゃんは、家の中を冒険。お外の世界では見たことがなかった、様々なものに興味を示しました。
おうちにきて18日目には、リーダー的存在である柴犬のリキくんと対面。
後日には他の同居犬や同居猫とも顔を合わせ、徐々に家族として溶け込んでいきました。
そして、1年後、リノちゃんはワンちゃんが大好きな美しい猫に成長。
同居猫ちゃんとも仲が良く、寄り添いながらお昼寝を楽しむこともあります。
命からがらのところで保護され、大人になれたリノちゃん。これからも、たくさんの楽しい思い出を築きながら、ニャン生を謳歌してほしいものです。