投稿者さんは引っ越してきて、新しい街で暮らし始めたばかり。知らない道を歩いているときに、ちょっとしょんぼり顔の猫に出会いました。猫はとても人慣れしていて、投稿者さんがなでたり抱っこしたら大喜び。投稿者さんの後をついてきます。
「こんなに人懐っこい子が野良猫なのかな」。その猫のことがすごく気になった投稿者さん。一度はぐれたものの二度目に出会ったときには、これもなにかの縁と、保護の決意を固めました。
まずは獣医師さんのところへ直行。すると、去勢手術済の男の子だということがわかりました。しかも外での生活が長そうだとのこと。「飼い猫が逃げたのかも!」しかるべきところに問い合わせ、獣医師さんにも迷い猫を探してもらいますが、探している人はいないとのことでした。「捨てられたのかな…」と悲しくなる投稿主さんです。
おうちに帰ってごはんです。投稿主さんのおうちには、タオくんとマロくんという先住猫がいます。仲良くなれるでしょうか。
野良猫生活が長く、異臭をはなっていた猫ちゃん。ごはんのあとはお風呂です。思いがけないシャンプーで気が動転したのか、ドライヤーは拒否。クローゼットに引きこもって毛づくろいに励む猫ちゃんです。
獣医さん曰く、ケンカをした形跡もあるとのこと。確かに、あちこちケガで毛がうすくなっています。野良生活が大変だったことがわかります。
「永遠」の意味をこめて「トワ」くんと名付けました。今日から家猫トワくんです!相変わらずの困り顔ですが、きっと喜んでいるに違いありません。
病院ではひどい口内炎を指摘されました。おとなしく「ちゅ~る」でお薬を飲めるかしこい子です。どうもあまり若くはなさそうとの見立てでした。
先住猫くんがトワくんのケージ前にやってきました。「シャー!」と威嚇されてしまいました…。
とてもかわいいトワくんの困り顔。特徴的な目つきを「ジト目だな」と笑う投稿主さんの口ぶりには、愛情があふれています。トワくんはとっても甘えん坊。飼われていた経験があったようで、家猫生活にはすっとなじみました。
飼われていた家猫にとって、長い外での暮らしはきっととてもつらかったでしょう。再びあたたかい家の中に、優しい投稿主さんの家族として招き入れられ、「トワ」という立派な名前ももらいました。投稿主さんが新しい街に慣れる頃には、きっとトワくんと先住猫たちも仲良くなれるはずです。