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豪雨の中で見かけた親子猫を保護──“飢えていた命”との出会いが人生を変えた

豪雨の中で見かけた親子猫を保護──“飢えていた命”との出会いが人生を変えた

投稿者さんは1年前、ガリガリだった親子猫を発見。放っておくことなどできず、2匹の保護を決意しました。すると、保護を機に投稿者さんの人生は大きく変化していきました。



母猫はガリガリで、子猫は授乳が必要なほどの幼さ。いずれどこかへいくだろうと思っていましたが、数時間経っても、同じ場所に留まっていました。

自宅にはすでに2匹の先住猫がいたため、葛藤もありましたが、投稿者さんは親子猫の保護を決意します。

ご飯をあげると、親子はガツガツと食事。母猫は空腹なはずなのに、子猫へ先にご飯をあげていたそう。

必死に生きながら、我が子を守るその姿を見て、投稿者さんは胸が苦しくなりました。

いつしか、投稿者さんは常に親子猫のことを考えるように。夜も外に出て、親子猫たちの安否を心配するようになりました。

そんなある日、夜中に猫の鳴き声が。外に出ると、そこには親子猫の姿が。猫たちも投稿者さんに心を許し、頼ってくれるようになったのです。

その後も投稿者さんはご飯をあげ続け、ゆっくり親子猫たちとの距離を縮めていきました。

自然豊かな地域だからこそ、子猫の命が危険にさらされないうちに保護したい。そう思い、保護するための準備を開始。事前の交流があったため、2日間の奮闘で保護は成功しました。

投稿者さんが、これほどまでに猫の命を真剣に考えるようになったのは、先住猫たちの存在が大きかったよう。実は投稿者さん、会社員として働く中で心の病気になり、約10年勤めた会社を退職。

そんな時、寄り添ってくれたのは譲渡会で出会った先住猫たちでした。“猫に救われた過去”があったからこそ、突然、目の前に現れた親子猫を見過ごすことができなかったのです。

猫にとっての正解は分からないけれど、子猫の命が消え、母猫がひとりぼっちになる姿は見たくない。そんな優しい想いからの保護は、投稿者さんの人生を変えるきっかけにもなりました。

親子猫のことをYouTube動画で報告し始めたところ、収益化することができ、生活の基盤が整い始めたのです。

母猫の名前は梅ちゃん、子猫は雨吉くんに決定。保護当初は下痢が止まらない、ケージからの脱走事件など、様々な壁に直面しましたが、投稿者さんは奥さんと協力し、ひとつひとつ乗り越えていきました。

現在、2匹はすっかり投稿者さんに懐き、かわいい声でご飯を催促する日々を送っています。保護時、715gだった雨吉くんは3.5kgオーバーに。

ガリガリだった母猫の梅ちゃんも、ふっくら。穏やかな表情を見せてくれるようにもなりました。

なお、飼い主さんの生活にも、さらなる変化が。移住先で作った野菜を販売して生計を立てたいという夢の実現に、一歩近づくことができたのです。

投稿者さんは、猫ちゃんたちがより快適に暮らせるよう、猫部屋を拡大するなど、まだまだ試行錯誤中。これからも家族みんなで幸せに暮らしていけるよう、頑張っていきたいと話します。

救ったはずが、自分が救われていた…。猫との出会いでは、そう気づかされることが意外と多いもの。そんな体験を動画で伝え、愛猫に感謝する投稿者さん家族の未来が、これからも明るいものでありますように。