感染症の野良猫が自力で動物病院へ→回復後に治療中の犬猫へ見せた”優しい恩返し“に感動

モロッコで8年間、獣医として働く女性はある日、自ら動物病院へ助けを求めにきた猫ちゃんを発見。適切な治療をして命を紡ぐと、猫ちゃんは動物病院で他の仲間たちを励ますようになりました。

獣医師の女性は自身が働く動物病院で、猫ちゃんと出会いました。猫ちゃんは何かを訴えるかのように、外からクリニックの中を眺めていたそう。

女性は猫ちゃんに近づき、小さな体が震えていることに気づきました。

診察をすると、猫ちゃんは感染症を患っており、呼吸困難の状態。女性は懸命に治療にあたり、猫ちゃんは元気に。その後、猫ちゃんは女性と一緒に動物病院で暮らすことになりました。

自身が命の大切さを知っているからか、低体温症の子猫がやってきた時、猫ちゃんはそばで寄り添い、体を温めてくれたそう。

ぬくもりを感じて安心したのか、子猫はリラックスしながら治療を受けてくれました。

なお、猫ちゃんは入院中しているワンちゃんのケージ前へ行き、気遣う様子を見せることもあるのだとか。

飼い主さんは猫ちゃんがストレスを溜め込まないよう、動物病院だけでなく、自宅でも過ごさせるなどして、心の健康も守っています。

治療のサポートをしてもらった時には「ありがとう」と猫ちゃんに伝えているという飼い主さん。2人は、目の前の命と真剣に向き合う良きパートナでもあります。