猫の天くんは、3年前に山奥で出会った子。当初は警戒心が強く、捕獲は難航しました。しかし、保護後は想像もできないほど甘えん坊な猫に豹変!後輩にゃんこの面倒も見てくれる立派なお兄さん猫になりました。
外猫時代、天くんは気が弱く、他猫とは距離を取りながら暮らしていました。投稿者さんと出会った当初は飢えており、ご飯をあげるとモリモリ食べてくれたそう。
警戒心はとても強く、10m以上近づくことが難しい状況。保護したくてもできない現状に、投稿者さんは歯がゆさを感じました。
しかし、極寒の12月、雪の中で必死に生きる天くんを見て、保護したい気持ちはより強まっていきました。そこで、クリスマスイブから捕獲作戦を決行。
ただ、人間を警戒する天くんはなかなか捕獲機に入ってくれず、保護作戦は失敗の連続でした。
ようやく保護できたのは、捕獲開始から約2週間後。人間を信じてくれてありがとう。投稿者さんは、そんな想いで胸がいっぱいになりました。
保護当初は、緊張して硬直。簡単に心を開いてはくれないだろう。そう覚悟していた投稿者さんはまず、指に猫用おやつ「ちゅ~る」をつけて距離を縮める作戦に出ます。
すると、意外にも天くんは数分間考え込んだ後、おやつをペロリ。その後はなんと、ナデナデもさせてくれました。
実は天くん、もとは甘えん坊な性格だったよう。警戒心を解いた後は名前を呼ぶとお返事をしてくれ、たくさん触らせてくれるようにもなりました。
意外な展開に、投稿者さんはホっと一安心。ところが、その後、天くんに異変が…。急に嘔吐を繰り返すようになり、動物病院で急性膵炎の疑いがあることが分かりました。
天くんは入院。点滴治療などを頑張ってくれたおかげで、病気は完治。再び、おうちで暮らすことができるようになりました。
なお、同居猫たちとの距離も少しずつ縮まり、今ではかつて威嚇されていた子と寄り添い合えるまでに。
すっかり穏やかな性格になった天くんはお兄さん猫として、後輩にゃんこの面倒を見てくれています。
山で生きていた頃とは別猫のような甘えっぷりを見せ、平和な毎日を送る天くん。これからも溺愛されながら、幸せなニャン生を!