ロビンさんが母猫に託されたのは、小さくて弱々しい子猫でした。命の危機をロビンさんの深い愛情で乗り越えた子猫、オリバーくんは、ちょっとクセ強の個性的な猫に育ったようで……?
母猫から託された小さな命
ある日のこと、ロビンさんの夫が言いました。「庭に母猫が来たよ。子猫をくわえている」。ロビンさんは様子を見に行くと、母猫は草むらに子猫をそっと置きました。まるで「この子をお願い」と差し出すかのように。そして、そのまま歩き去ってしまったのです。

驚いて子猫を抱き上げたロビンさん。子猫はとても具合が悪い状態でした。「きっと、私が託されたんだわ」と感じたロビンさんは、急いで子猫を動物病院へ連れて行きました。オリバーと名付け、数時間おきの哺乳と給餌で、懸命にお世話を続けたのです。
奇跡を起こした「スキンシップ」

しかしそんなロビンさんの献身的な育児にもかかわらず、オリバーくんは高熱が続き、ごはんが食べられないほどの状態に陥ってしまいます。獣医さんももう打つ手がありません。「助からないかもしれない」。藁をもつかむ思いで、ロビンさんと夫は、人間の赤ちゃんのようにオリバーくんを自分のシャツの中に入れ、ソファで数時間ゆったりとあたため続けました。

ふと、オリバーくんがロビンさんを見上げたその瞳に、なんとなく生気が宿っているように見えました。ご飯を与えてみると、2日ぶりに食べることができたのです!それを境に、高熱も下がり、オリバーくんはすっかり元気を取り戻しました。
すっかり元気になった今、不思議なこだわりが
命の危機を乗り越えたオリバーくんは、元気いっぱいでおてんばな男の子に成長しました。オリバーくんは、ちょっと変わったこだわりがあります。タッパーや牛乳パック、箱などのプラスチック製品が大好きなのです!お気に入りのタッパーをくわえて持ち歩き、宝物はすべてソファの下に隠します。

夜中、ソファの下から宝物を取ろうと一生懸命引っ掻く音が聞こえ、ロビンさんがホウキで宝物をかき出してあげても、しばらくするとまたソファの下に戻してしまうのだとか。保護されたばかりの小さかった頃、小さな箱で大切に育てられたオリバーくん、箱を見たり触ったりすることで、当時の安心感を思い出すのかもしれません。

毎朝、ロビンさんのベッドの足元でじっと起きるのを待ってくれているというオリバーくん。ロビンさんは、「オリバーは特別すぎるの。この先別の猫をお迎えすることはないかもしれないわ」と話します。母猫が繋いでくれた奇跡の命。オリバーくんは、たくさんの深い愛情をうけて、幸せに暮らしています。





