みなさんのおうちでは、猫ちゃんのごはん皿をどこに置いていますか?我が家ではメインで使っている自動給餌器とは別に、ウェットフードを別皿で床に置いてあげています。
ただ、こうすると困るのが掃除のとき。ロボット掃除機を動かすたびにお皿を退かす作業が、地味に面倒なんですよね。
うっかり片付けを忘れて掃除機にひっくり返され、床が悲惨なことに……なんてことも一度や二度ではありません。
そんな「猫と暮らす人あるある」を、まるっと解決してくれそうな猫グッズを見つけました。それが、床に置かずに壁へ貼り付けて使うごはん皿『Cat Fit Bowl』。
以前『どこでもネコハウス』を取材させていただいた、奈良の猫用品ブランド・ナラネコの伊藤さんが手がけた新作です。
今回も開発者・伊藤さんに、誕生のきっかけや設計のこだわりについてインタビューさせていただきました。
床置きしない壁掛け型の猫用ごはん皿『Cat Fit Bowl』
『Cat Fit Bowl』は、壁に貼り付けて使う、まったく新しいスタイルの猫用ごはん皿。
床に置かないので掃除がぐっとラクになるうえ、猫ちゃんが食べやすい高さと角度に調整できるのが最大の特徴です。
◆Cat Fit Bowlの魅力ポイント!
・床置きしないからロボット掃除機とも相性◎
・体型に合わせて高さを2.5cm刻みで調整できる
・猫の食べやすさを考えた「15度の傾斜」設計
・ひげが当たりにくい猫想いなお皿の形状
・お皿はワンタッチで外せてレンジ・食洗機対応
・BPAフリー素材(※)&国内生産(Made in Japan)
※人体への悪影響が懸念される化学物質「ビスフェノールA(BPA)」を含まない安全性の高いプラスチックや樹脂製品のこと
ナラネコをご夫婦で営む伊藤さんは、実は防災士の資格を持つスペシャリスト。今回の商品は、愛知県で自動車のプラスチック部品を手がける株式会社プラセスさまとの共同開発で誕生しました。
猫の食べやすさとヒトの暮らしやすさ、その両方に丁寧な工夫が込められた画期的な一皿です。
開発のきっかけはロボット掃除機とものづくり企業からの一言
伊藤さんが『Cat Fit Bowl』を作ろうと思ったきっかけは、大きく2つあったそう。
ひとつは、以前からお取引のあった株式会社プラセスさまの甲村社長からの「猫との暮らしで困り事はないですか? プラスチックで解決できそうなことがあれば教えてください」という打診。
そしてもうひとつが、まさに冒頭で私も語った”あの悩み”でした。
我が家でもロボット掃除機が活躍しているのですが、床置きしている水入れやごはん皿を毎朝どかす作業が、ちょっとしたことなのにすごく億劫で。どかし忘れると掃除機がぶつかって床がびしょびしょになるんです(笑)
実は猫用品市場にも、壁に貼るタイプのごはん皿はわずかにあったものの、その多くは品質面でレビューが荒れていたそうです。
そこを改善して国内生産で作れば、きっと多くの猫飼いさんたちに喜んでもらえると考えて、『Cat Fit Bowl』の開発がスタートしました。
1年かけて試作5個以上!4にゃんと保護猫カフェの猫たちが検証
試作初期時のCatFitBowl「体型に合わせた高さ調整」「15度の傾斜」「ひげへの配慮」――こまやかな設計は、地道な試行錯誤の積み重ねから生まれたものでした。
伊藤さんが理想のお皿を具体的に提案し、それを株式会社プラセスさまが3Dプリンターで試作。そのお皿を伊藤さん宅で暮らす4にゃんで検証する……という工程を、なんと約1年も繰り返したそうです。
試作品の数は5つ以上になったと思います。私たちの要望に、株式会社プラセスさまが根気よく付き合ってくださいました。10年お手伝いしている保護猫カフェのオーナーさんや猫たちも協力してくれたんですよ。
保護猫カフェの店頭で展示中伊藤さん宅の愛猫目線でみた、「あったらいいな」「もっとこうだったら」を商品としてカタチにする。伊藤さんが大切にしているものづくりの姿勢が、ここにも表れています。
「しっかり安定」なのに「ワンタッチで着脱」できる秘密
壁に貼り付けるごはん皿でいちばん気になるのが、「食事中に落ちてこない?」という安定性ですよね。伊藤さんにとっては、そこは猫の食欲にも直結する大事なポイントとして特にこだわった部分。
株式会社プラセスさまによる凸凹にはめ込む特許技術(実用新案)をベースに、試作と検証を重ねて精度を高め、【しっかり安定、でも取り外しはかんたん】を両立させました。
お皿は上下に動かせばワンタッチで外れるので、毎日の水洗いも、食洗機・電子レンジでのお手入れも手間いらず。忙しい飼い主さんにとって、これは本当にありがたい設計ですね。
設置方法は、壁紙を傷つけにくいホッチキスと付属している強力両面テープの2種類から選べます。ただし両面テープはガッチリ固定できる分、はがす際に壁紙が一緒にはがれてしまうこともあるとのこと。
賃貸に暮らしていて壁に傷をつけたくない方は、跡が目立ちにくいホッチキス設置がおすすめだそうです。
食器の高さと傾斜が、猫の健康とQOLを支える
伊藤さんは防災士であると同時に、猫の健康にも深い関心を寄せる作り手。食器の高さや傾斜は、猫のからだへの負担とも関わっていると教えてくれました。
床置きの低い食器は、首や関節に負担がかかりやすく、食道が曲がることで吐き戻しの原因にもなります。壁掛けで、それぞれの体型に合った高さと15度の傾斜を保てば食事中のからだの負担を大きく減らせるんです。
それが毎日の食事の快適さ、そして長期的な健康やQOLの向上につながるのを信じている、と語る伊藤さん。
食べやすさは、猫にとっての心地よさそのもの。毎日のごはんの時間が快適になることは、猫ちゃんの暮らし全体を豊かにしてくれるんですね。
こんな猫ちゃんは要チェック!選ぶ前に知っておきたいこと
食べやすさとお手入れのしやすさを両立した『Cat Fit Bowl』ですが、猫ちゃんのクセによっては向き・不向きがあるそう。
たとえば、お皿の縁に前脚を乗せて体重をかけながら食べる子や、ごはん皿に頭突き・スリスリするのが大好きな子には、あまり向いていないとのこと。おうちに暮らす猫ちゃんの食べ方のクセを、あらかじめチェックしておくと安心です。
カラーは、黒猫ブラックやちゃとらMilk Teaなど全6色展開。愛猫の毛色に合わせて選ぶのも楽しそうですね(※壁に貼る接合ベース部分はどの色も白で統一されています)。
ちなみに、みかみ宅は妹猫あずきの毛色にちなんだグレーカラーをいただきました。パッケージも愛らしいサバトラでテンションが上がりました!
開発者の願い――ごはんの時間を、もっと楽しく、もっと快適に
最後に、伊藤さんが『Cat Fit Bowl』を通じて届けたい想いを語ってくれました。
猫が楽しみにしているごはんタイムを、より楽しく、安全で快適なものにしたい。そして愛猫家さんが日々感じているちょっとした手間を減らして、猫と遊ぶ時間やスキンシップの時間が増えたらいいなと思っています。
伊藤さんは愛玩動物介護士の資格も取得しており、今後は猫の介護用品にも力を入れていきたいとのこと。
さらに、これまで2万個以上を販売してきた看板商品『キャットタワーリペアロープ』や『ネコのための防災セット』のブラッシュアップなど、やりたいことは尽きないそうです。
猫と人の暮らしに本当に必要なものを、ひとつひとつ丁寧にカタチにしていく。そんな伊藤さんの信念が、どんどん具現化していく未来がとても楽しみですね。
毎日のごはんが、もっと心地よくなる『Cat Fit Bowl』
猫にもヒトにも毎日の心地よさを届けてくれる『Cat Fit Bowl』。ごはんの時間がちょっと快適になるだけで、猫との暮らしはぐっと豊かになるはず。実際に取材してみて、そんな未来を想像させてくれる商品だと感じました。
余談ですが、Cat Fit Bowlの動画や画像にたびたび登場する長毛の猫さんは、株式会社プラセスさまで働く社員さんの愛猫・ジンボちゃん。長時間の撮影を頑張ってくれたそうです。フワフワの看板猫さんにも、ぜひ注目してみてくださいね。
現在、伊藤さんはMakuakeにて『Cat Fit Bowl』のサポーターを募集中。一般販売予定価格は3,990円(税込)ですが、応援購入なら早割12%の価格で手に入れられます!(限定150個まで)。
床まわりのお掃除をラクにしたい方、愛猫のごはんの時間をもっと快適にしてあげたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。











