猫が犬などの種族が違う動物と仲良く生活している姿を見かける機会は多いと思いますが、中には多くの鶏たちに囲まれながらすくすく育っている珍しい子猫たちがいたと話題になっています。
数日前鶏舎の産卵箱に
仔猫が3匹産み落とされていました
鶏は他の侵入者には攻撃しますが
何故か仔猫には優しく
卵と一緒に温めています
親ネコは夜に乳を与えてるようで、仔猫はすくすく育っています
暫くこのまま様子を見ようかと思います pic.twitter.com/3e0XYjl5uM— ヨット (@ritou39) 2016年4月24日
子猫たちを見守る鶏の目には優しささえも感じられますね!
こんな貴重な光景がみられたのは、沖縄県にある「みやぎ農園」。
農園スタッフであるヨット(@ritou39)さんによれば、この鶏舎は他の動物が侵入しないよう網で囲われていますが、ねずみや蛇、昆虫などの小さな生き物が隙間から時々侵入すると、鶏たちは追いかけながら攻撃をし、捕食をするそう。
しかし、そんな鶏たちもどういうわけか、この子猫たちに対してだけは一切攻撃をせず穏やかに接しているとのこと。
400羽のメス鶏が暮らす鶏舎
@ritou39
今日も仔猫はスヤスヤ寝ています(^o^)
写真のように鶏舎には約400羽のメス鶏が自由に動ける環境にいて、入れ替わり立ち替わり産卵箱に卵を産みに来ます。なので400羽全てが仔猫を見守っていることになるんです。 pic.twitter.com/YllZeWlWy0— ヨット (@ritou39) 2016年4月25日
子猫たちの安心しきった寝顔から、この珍しい環境の心地よさが伝わってきますね。
時には、こんな風にリラックスしながら兄弟で身を寄せ合い、幸せな時間を過ごしていることもあったようです。
鶏小屋で暮らす仔猫 pic.twitter.com/W9IjMHQGt9
— ヨット (@ritou39) 2016年4月25日
大音量の鶏たちの鳴き声も子猫たちにとっては、いい子守唄になっているようですね!
また、母猫は農園スタッフがいる明るい時間帯には姿を見せず、スタッフがいなくなり、鶏も目が見えなくなった暗い時間帯に侵入して、子猫たちにおっぱいを与えているようです。
こうした事情があったので、ヨットさんたちは猫が侵入した場所をすぐには塞がず、いずれ母猫が子猫をつれて別の場所に引っ越すまで優しく見守ろうと決意したとのこと。
そして本日、子猫たちは鶏舎の産卵箱から姿を消して、母猫とともに森に帰っていったそう。
鶏小屋に住んでいた仔猫達ですが、
今朝確認した所、産卵箱から姿を消していました。
襲われた形跡はないので、
親猫が昨晩、仔猫を移動(引越)させたようです。
全ての鶏舎を探しましたが見当たらないので、鶏舎裏の森に移動したようです。 pic.twitter.com/EjnSbE4IYG— ヨット (@ritou39) 2016年4月25日
この鶏舎で鶏たちが子猫たちに与えた温もりには母性が詰め込まれていたような気がしますね。
本来ならば天敵同士の猫と鶏。
そんなお互いが安全に共存できた日々を微笑ましく感じます。
みやぎ農園の周りには多くの猫たちが生活中!
みやぎ農園は森に囲まれており、そこには多くの猫たちが住んでいるそう。
働いているスタッフの中に大の猫好きさんが何人もいたことから、森に住みついている猫たちにこうして餌をあげるようになったとのこと。
みやぎ農園の裏山にはたくさん猫が住んでいて、スタッフが毎日エサをあげています。
そのせいもあってか、今まで鶏が猫に襲われたことは一度もありません。
スタッフの愛情も伝わっているのだと思います。
なので今回も安心して見守っていました。 pic.twitter.com/1nI71SFJVs— ヨット (@ritou39) 2016年4月26日
自由にエサを食べている警戒心ゼロな姿にほっこりさせられますね。
今では、朝と夕方にこうして20匹以上の猫たちがみやぎ農園に集まってくるそうです。
また、1日に5回ある集卵時間にはヒビ割れてしまった卵を猫たちにあげることもあるよう。
そのため、こうして卵待ちをしている猫を見かけることも。
みやぎ農園の猫たち。
割れた卵を狙って
待機中。 pic.twitter.com/hfRsi4PPQM— ヨット (@ritou39) 2016年4月17日