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本物じゃないの!?今にも動き出しそうなほどリアルな羊毛フェルト作品

本物じゃないの!?今にも動き出しそうなほどリアルな羊毛フェルト作品

「今にも動き出しそう…!」-思わずそんな声がこぼれてしまいそうなほど、リアルな羊毛フェルト作品が今、twitter上で大人気中!
猫の愛くるしさが丁寧に再現されたハイクオリティな作品に、多くの人たちが感嘆の声を上げています。

リアリティがある羊毛猫は、どの角度から見ても本物そっくりですね!

こちらの作品を制作された羊毛フェルト作家のmiruさんは、2010年に羊毛フェルトの存在を知った後、自由度の高さに惹かれて、愛猫や愛犬を作りたいと思われました。

今回話題になった猫の羊毛フェルト作品は目先から床までが18cm鼻先からお尻までが35cmほどの実物大

これは、miruさんが普段制作されているサイズの倍ほどの大きさで、制作には150~200時間も費やされたのだそうです。

そして、この猫ちゃんが本物らしく見えるのには、ある秘密が。
実は、猫ちゃんの目に使っているガラス半球を加工し、カメラで撮影したときに追視するようにしてあるだそう。

球のように丸いガラスの裏に黒目を作っているからこそ、命を感じられるような羊毛作品になったのです。

なお、そんなmiruさんのお宅には白黒猫のフクちゃんやキジ白のポポちゃんビビちゃん(姉妹)という3匹の本物猫ちゃんも生活中!

本物の猫ちゃんたちはマイペースに、miruさん宅での生活を楽しんでいます。

そんな3匹の猫ちゃんたちは制作過程から作品を見ているため、基本的に特別な反応は見せません。

普段は近くに羊毛作品を置いても、まったりとくつろいでいるようです。

しかし、miruさんいわく、寝ている時にそっと横に置いておいたら、起床時にびっくりしていたことがあったのだとか(笑)
本物の猫ちゃんたちをも驚かせてしまうほど、リアルな羊毛フェルトにゃんこは、ぜひ間近で見てみたいものですね。



リアルな過去作品をご紹介!

全体のバランスだけでなく、目元や毛の流れを気にし、見えないような細かい部分まで丁寧に作るようにしています。骨格も考え、骨の上に肉付けし、その上から毛を植毛していくんです。

リアルな羊毛作品をつくるコツを、そう語るmiruさんがこれまでに制作した過去作品はどれも、本物に見間違うほどの完成度です。
そこで今回は、中でも特にインパクトを与える羊毛フェルト作品をいくつかピックアップしてみましたので、ぜひ楽しみながらご覧ください。

1.箱入り娘!?な羊毛フェルト作品


狭い場所が大好きだという猫の特徴を見事に再現したのが、こちらの作品。
小さなプランターの中にぎゅっと収まっている猫ちゃんたちを見ていると、微笑ましい気持ちになってしまいます。
箱入り娘な猫ちゃんたちはおうちに迎えて、とことん愛でたくなりますね。

2.毛並みがリアル!お祭り騒ぎなお猿さん


夏らしい雰囲気を感じさせるお猿さんの羊毛フェルト作品は、ふわふわな毛並みも見事再現!
頭に巻かれたハチマキやポップなハッピが、お祭り感を醸し出しています。
お猿さんらしいシワがきちんと表現されているのも、本物らしく見えるポイントなのかもしれませんね。

3.思わず欲しくなるおしゃれなフレームアート


miruさんの作品は、羊毛フェルトの新たな見せ方を訴えかけてもくれます。
フレームを活用したこちらは、ヒョウやベンガルのワイルドさが楽しめる作品に。
迫力もあるため、今にもフレームの中から飛び出してきそうです!

4.インテリア使いにピッタリな猫作品


イベント時は、おうちの中も華やかにしたいもの。
そんな願いを叶えてくれそうなこの羊毛フェルト作品は、ポップな印象を与えます。
頭にちょこんと乗せられた三角帽子は、猫の可愛らしさをより引き立てているようですね。

5.相撲に励むキュートな秋田犬


相撲×秋田犬という異色の組み合わせを羊毛フェルトで表現したのが、こちらの作品。
なんともいえな秋田犬の表情に、思わず笑みがこぼれてしまいます。
彼が必死になっている対戦相手はどんな子なのかも、気になってしまいますね(笑)

かわいいが止まらない猫の魚屋さん


さきほどご紹介した秋田犬の作品に負けず劣らずなコミカルさを持っているのが、猫のお魚屋さん。
キラキラしたおめめでお魚を売りさばく猫ちゃんは、さぞ商売上手なことでしょう。
もしも、こんなお魚屋さんがいたら、毎日通いたくなってしまいますね!!

このように、miruさんは写実的なものだけでなく、コミカルな作品も数多く制作されています。
過去作品はHPインスタグラム、ブログなどから見られるので、ぜひ笑顔を補給してみてください。

また、miruさんはオーダーメイドも受け付けておられるそうですが、現在はすでに受注分を制作中とのこと。

そのため、次回募集は今あるオーダー分を作り終わる来年の夏以降になる予定です。
そして、現在、オーダーで作っている作品は小さめサイズであるため、miruさんはいつか実物大のオーダー作品を受け付けられるよう、さらに実力を付けていきたいと語っておられました。

羊毛フェルトは顔が一番難しいからこそ、リアルでも怖く見えないよう、意識しながら制作しています。

そんなmiruさんの言葉には、動物が持っている愛くるしさを少しでも多くの人たちに伝えていきたいという強い願いも込められているようでした。

ペットロスや様々な事情で動物を飼えない方の心にも寄り添ってくれそうな羊毛作品は、今後もmiruさんの手によってどんどん生み出されていくはず。
魂を吹き込むmiruさんの技術は、これからも私たちを驚かせ続けてくれそうです。