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画家サルバドール・ダリの生まれ変わり!?荒ぶるおヒゲがユニークなサビ猫さん

画家サルバドール・ダリの生まれ変わり!?荒ぶるおヒゲがユニークなサビ猫さん

猫のヒゲは、ピンと横に張っているもの。
そんなイメージを持っている方は多いかもしれませんが、今twitter上では荒ぶるヒゲを持った猫ちゃんが話題に!

長いヒゲが目元に向かってカールしている姿には「スペイン画家のサルバドール・ダリみたい」との声が寄せられています。

この味わい深いお顔を披露してくれたのは、マンチカンのジジちゃん(4歳)。

独特の渋さをまとったジジちゃんの表情は、なんとも味わい深いですね。
そして、飼い主であるゆあさんはフリーライターとして猫に関する記事も多数執筆しておられる猫好きさんです。

ゆあさんによれば、ジジちゃんは日頃からよくこうしてヒゲにクセがついているのだそうで、別の日にもサルバドール・ダリに成りきっていたのだそう。

綺麗に上を向いたヒゲは、絶妙な弧を描いていますね。

しかし、ジジちゃんは特別寝相は悪いというわけでもないため、ゆあさん自身も、なぜヒゲがカールするのか分からないのだそう。

そんなジジちゃんはヒゲだけでなく、表情や仕草もコミカルなようで、日常の中でゆあさんをたくさん笑顔にしてくれています。
例えば、遊びに夢中になったときには凶悪な犯ニャン顔を見せることも。

歯をむき出しにしたジジちゃんは、一体何を狙っていたのでしょうか(笑)

そして、ある時は目の前に差しだされたおもちゃを前に、雨乞いを行うこともありました。

穏やかな遊び姿からは、ジジちゃんの温厚な性格が伝わってくるような気がします。
これからもジジちゃんがどんな笑顔を与えてくれるのか、楽しみになってしまいますね。

売れ残っていたジジちゃんを家族に

ジジちゃんとゆあさんの出会いは、今から3年半ほど前のこと。
近所にあったペットショップを偶然覗いたゆあさんの目に飛び込んできたのが、子猫なのに妙に渋い顔をしたジジちゃんでした。

その時ジジちゃんは売れ残っていたため3万という生体価格で、生後2ヶ月未満のアメリカンショートヘアと同じショーケースの中に入れられ、ふたりでひとつのフードボウルからご飯を食べていたのだそう。
気になったゆあさんは店員さんに「この子は、このまま売れ残っていたらどうなりますか」と尋ねると「ペットオークションに出します」と言われたため、安心してお腹いっぱいになれる場所を与えてあげたいと思い、おうちに迎えることにしました。

こうした家族の一員となったジジちゃんは現在、キジトラのコタロウくん(3歳)と茶トラのレオンくん(2歳)との同居生活を楽しんでいます。

猫たちと暮らすにあたり、ゆあさんは猫と人が快適に暮らせるよう、猫仕様の家を建てようとこだわられたのだとか。
ジジちゃんは、安心できるおうちできるおうちとイケニャンなナイトたちを手に入れたようです。

そんなジジちゃんは、大の食いしん坊。
小さい頃にはフードボウルを抱えながら食事を満喫することもあったよう。

1枚の写真を見るだけでも、ジジちゃんの食に対する熱い想いは伝わってきますね(笑)

そしてジジちゃんはゆあさん宅の実家から貰える取れたてのイチゴも大好物なようで、同居猫さんたちと仲良く頬張ることもありました。

三人の中でも市販のいちごには興味を示さないというジジちゃんは違いが分かるグルメにゃんこなのかもしれませんね(笑)

また、ジジちゃんはお迎えした当初、あまり人に甘えなかったそうですが、毎朝抱っこをする習慣をつけたところ、喉を鳴らしながら甘えてくれるようにもなったのだそう。

安心しきったジジちゃんの表情を見ていると、こちらまで幸せな気持ちになってしまいますね。

ジジみたいなサビ柄は猫種としての模様が綺麗に表れにくいのでペットショップで売れ残ってしまったり、保護団体でも里親さんが見つかりにくいという話を身近で何度か聞いたことがあります。でも、サビ猫は優しくて賢い子が多いんです。

サビ猫の魅力をこう話すゆあさんは毛色や毛柄で猫が区別されないようになってほしいとも語っておられました。

被毛の色や柄は、その子の個性。
だからこそ、どんな猫でも等しく愛される世の中になることを願いたくなりますね。