赤ちゃんを室内で育てたい！工事現場から来た三毛猫母さん、5匹の赤ちゃんのおうちをゲット

韓国のとあるお宅、中庭の倉庫で何匹かの猫を飼っています。
ある日、新入りの三毛猫母さんが、赤ちゃんを連れて家の掃き出し窓のところへやってきました。
「赤ちゃんがいるの。開けてください」と言っている様子。
この三毛猫母さんは数日前に、騒音のする工事現場から、より安全な中庭へ引っ越してきたのだそう。
飼い主さんが窓をあけてあげると、すぐに家の中へ赤ちゃんを連れて入ってきました。
迷うことなく、段ボールの猫ハウスに赤ちゃんを連れていきます。

赤ちゃんをなめて落ち着かせてあげると、すぐに外に出たいそぶりを見せる三毛猫母さん。

すぐに次の赤ちゃんの首をくわえて、トコトコと連れてきました！
まだ目があいているかどうかといった生まれたての赤ちゃんです。

1匹連れてくるごとに、ぺろぺろとなめて赤ちゃんを落ち着かせてあげてから、また外に出ていきます。
合計5往復！全部で5匹のかわいい赤ちゃんが段ボールハウスに入りました。

最後に中庭を点検、すべての赤ちゃんを連れてきたか確認に行く三毛猫母さん。
美猫のうえに、しっかり者、いいお母さんです。

赤ちゃんを全員移し終えました。
他の猫ちゃんたちと一緒に外でちょっと休憩です。
赤ちゃんは安全な場所にいるので、もう安心して休むことができます。

赤ちゃんたちはまあるく猫団子になって、三毛猫母さんを待っています。
工事現場のようにうるさくなく、あたたかで居心地のいいおうちがあるって幸せですね。

しかし、なぜここにおうちがあったのでしょう。
そう、ここには先住者がいたのです。
病弱なため、室内飼いされているキジ白の男の子、ハスンくんのおうちだったのです！
ハスンくんが、外猫ちゃんたちと一緒に外で気分転換をしている間に、三毛猫母さんが引っ越してきてしまったのでした。
「赤ちゃんがいるんなら、しょうがないね…」ハスンくんはそう言っているようです。

5匹の赤ちゃんのためによりよい環境を求め、ついに室内に居を定めた三毛猫母さん。
強さと賢さを感じさせる立派なお母さんです。

「1匹ずつ連れてきて、それぞれ毛づくろいをしてあげるところが好き」「飼い主さん、家に入れてあげてくれてありがとう！」「赤ちゃんを守ろうとする姿に感動したよ」と、三毛猫母さんと飼い主さんにたくさんの賛辞のコメントがつきました。

飼い主さんは苦労を重ねた三毛猫母さんはもちろん、優しいハスンくんにもご褒美をあげてほしいですね。