ある日、投稿者さんのお姉さんは住んでいるアパートの駐車場で1匹の子猫を保護。子猫は母猫とはぐれたようで、雑草を食べながら飢えをしのいでいました。そこで、土砂降りの雨の日、子猫を保護。家族みんなで協力し、育猫に励むこととなりました。
自宅に迎えた当初、子猫は警戒心を露わにしていましたが、家族から愛情を注がれる中で変化が。
徐々に人間を信じてくれ、甘えるようになってくれたのです。
特に保護したお姉さんには、ベッタリ。顔を見上げ、甘えた声で鳴くようになりました。
そんな子猫に、嬉しい出会いが。なんと、家族に迎え入れてくれる里親さんが見つかったのです。嬉しさや愛しさ、寂しさなど、お姉さんは様々な感情を抱えながら子猫と過ごせる残り少ない時間を楽しみ、里親さんに子猫を託すことにしました。
別れの日。お姉さんは里親さん宅へ向かう車内で、愛おしそうに子猫を抱っこ。
到着した里親さん宅では、子どもたちが勢ぞろい。子猫がやってくるのを待ちわびていました。
実は子どもたち、子猫を迎えるためにお小遣いを出し合って、猫用品を買いそろえ、両親を説得したそう。里親さん宅には、子猫のために用意された立派なケージやペットハウスがありました。
そして、この出会いには奇跡も。なんと、里親さんのお母さんが昔育てていた子に、子猫がそっくりだったため、運命的なものを感じたのでした。
大歓迎された子猫はキャリーケースから出されると、やや人見知りをし、ソファーの下へ。しかし、「一緒に暮らしたい」という子どもたちの強い思いが通じたのか、数分後には子どもたちが撫でられるほど、リラックスした状態に。
ひざの上に乗って猫じゃらしで遊び、ちゅ~るを貰う姿も披露してくれました。
この子は、この家で幸せになれる。そう確信した投稿者さんとお姉さんは最後のナデナデをして、子猫に別れを告げました。
なお、この出会いから数日後、お姉さんのアパートで子猫の母親が見つかったそう。母猫は捕獲され、お姉さんとアパートの住人、数名がお金を出し合い、避妊手術を受けさせました。
現在、母猫はアパートの住人が面倒を見てくれているそう。親子は共に、ずっと家族を見つけ、新しいニャン生を歩み出しました。