1週間前から聞こえる”SOSの鳴き声”…通気口で身動きが取れなくなった猫をレスキュー！

誰か助けて…。そんな悲鳴をあげていたのは、換気口に挟まった1匹の猫ちゃん。身動きが取れなくなった猫ちゃんは、必死にSOS。その声を耳にした地元住民とレスキュー班は猫ちゃんを保護すべく、力を合わせました。

猫ちゃんが鳴き始めたのは、1週間前のこと。小型カメラを使って、鳴き声が聞こえる換気口の中を調べてみると、衝撃の事実が…。なんと、周囲には他猫の亡骸があり、SOSを求める猫ちゃんは地下5mのところに閉じ込められていることが判明したのです。

そこで、まずは監視カメラを設置。猫ちゃんの姿を確認することとなりました。しばらくすると、カメラにはかわいらしいキジ白猫ちゃんの姿が…！猫ちゃんが生きていてくれたことに、まずは一安心です。

レスキュー班が水を与えると、猫ちゃんはゴクゴク。早く助けてあげたいと思ったレスキュー班は早速、救助に取り掛かりました。

しかし、大掛かりな救助に猫ちゃんは警戒心を高めてしまい、救助中に通気口から大ジャンプ！ネットを使って猫ちゃんを捕獲しようと考えていたレスキュー班は予想外の事態にびっくり。急いで猫ちゃんを追いかけ、なんとか無事に保護することができました。

猫ちゃんは早速、動物病院へ。健康状態は良好でしたが、通気口から必死に出ようとしていたようで、爪は全て割れていました。

こんな悲しい事態は、二度と起こしてはならない。そう感じたレスキュー班は動物が入れないよう、通気口への入り口をネットで封鎖しました。

レスキュー後、猫ちゃんは家猫に。たっぷりとかわいがられ、おうちでの暮らしを満喫しています。

優しい人の手によって紡がれた、ひとつの命。その重みと尊さに、胸が熱くなります。