2024年7月下旬、沖縄・那覇市にある猫カフェ「猫まる茶屋」の店長さんは、私用で普段は乗らない高速道路を走っている途中、1匹の子猫に遭遇しました。その日は台風の影響で風が強く、大雨。子猫はずぶ濡れの状態で、途方に暮れていました。
運転中、子猫が視界に入ったことから投稿者さんは動揺。一旦、高速道路を降りて道路の管轄に連絡し、「猫を保護したい」と伝えました。
すると、管轄の職員からなんとか保護の許可が貰え、「人を送る」と言われたため、投稿者さんは道を何度も往復して再度、子猫を見かけた場所へ。
子猫の体は、大粒の雨に打たれてびしょ濡れ。身動きが取れないようで、その場にうずくまっていました。
投稿者さんは、緊急路側帯に停車。強風に煽られて落ちてしまいそうな子猫の姿に肝を冷やしながら、管轄の職員が来るのを待ちました。
5分ほどすると、大きな網を持った職員が現場に到着。しかし、その職員は捕まえることが難しいと感じていたため、投稿者さんは自ら捕獲をすることに。職員には他の車を誘導してもらいました。
必死の捕獲劇は、無事成功。保護直後、子猫はぐったりした様子であったことから、すぐに動物病院へ。病院で獣医師から「ちゅ~る」を貰うと子猫は遠慮がちに食べ、息を吹き返したように動き始めました。
子猫は、生後4ヶ月ほどであったよう。事情を知った猫カフェのスタッフは早速、子猫をケア。お風呂に入れ、芯まで冷えた体を温めました。
もう心も体も冷えないように、たくさんの愛を注いでいこう。そして、今日のことを忘れるくらい、生きていてよかったと思えるようなニャン生にしていきたい。投稿者さんは、そんな優しい意欲を燃やすのでした。
なお、その後、子猫は人間が大好きな甘えん坊にゃんこに。「ちった」という名前を貰い、生涯を共にできる里親さんと巡り合える日を待ちわびています。
助けが来るのをお利口さんで待っていた、ちったくん。頑張った分、これからのニャン生には、たくさんの「楽しい」が溢れていますように。