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「どこかで猫が入れ替わりましたか…?」 保護から8ヶ月後の“アフター写真”が衝撃的すぎる

「どこかで猫が入れ替わりましたか…?」 保護から8ヶ月後の“アフター写真”が衝撃的すぎる

猫の中には、衝撃のビフォーアフターを披露する子がいるもの。きゅるんとした幼猫期からは想像もつかない8ヶ月後を迎えたのは、さくママさん宅で暮らすチョボ太くん。

眼光鋭いアフター姿には、なんとも言えない貫禄が…!目を疑う豹変ぶりに、Xでは「すり替えられたのかも…」や「詐欺ですよね(笑)」などのユニークなツッコミも飛び交いました。

近所の路上でボロボロの子猫を保護

2020年5月13日、近所を車で走行していた飼い主さんは、路上を歩く子猫を発見。慌てて車を停めました。

しかし、運転していた車の後ろにはトラックが。最悪の事態が頭をよぎり、飼い主さんは振り返るのに勇気がいったそう。

ところが現実は優しく、後ろにいたトラックの運転手も車を停め、道路を横断中の子猫を捕獲してくれたのです。

子猫は猫風邪を患っており、目やにや鼻水が見られていました。

体重は、わずか300g。皮膚には、シラミがいました。離乳はしていたようですが、獣医師には生後6〜7週間と言われました。

幸い寄生虫はいませんでしたが、胃が空っぽであったため検便はできず。飼い主さんは何度も通院しながら、猫風邪の治療やシラミ退治に奮闘しました。

シラミ退治には数週間かかり、やっと治ったと思った頃、真菌による皮膚炎を発症して…。数ヶ月間は、投薬とシャンプーの日々でした。

お世話を通してペットロスの痛みが癒えた

猫風邪で目をショボショボさせている様子から、名前はショボ太が変形した「チョボ太」に決定。

お迎え当初は慣れない環境にやや戸惑っていたものの、次第に子猫らしい無邪気さを見せ始めました。

実はチョボと出会う数日前、11年かわいがっていた実家の愛猫を病気で亡くし、毎日悲しみに潰されそうでした。でも、チョボ太のお世話で忙しくなったので、泣いている時間がなくなった。ペットロスから救ってくれたんです。

11歳で旅立った、実家猫さくらちゃん

痩せこけ、風邪もなかなか治らないチョボ太は、もしかしたら体の弱い子なのかもしれない。飼い主さんはそう心配していましたが、愛ある手厚いケアによって、チョボ太くんの体調は快方へ。

やがて、ベビーフェイスは“イタズラっ子の顔”に変化。色々な扉が開いたり閉じたりするキッチンを遊び場にし始めました。

イタズラできるものを、常に探していましたね。火や包丁を使うので、チョボの襲撃と戦う料理時は毎日、緊張していました (笑)

野菜をレンジで温めようと、振り返った時

こうして、すっかりやんちゃになったチョボ太くんはお迎えから8ヶ月ほど経った生後10ヶ月の頃、あの凄味が効いた表情を披露。

弱々しかった子猫が貫禄ある大人にゃんこになってくれたことを、飼い主さんは嬉しく思いました。

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色素沈着と勘違した愛しい「ハナタレ模様」

お鼻の横にある個性的な点々模様は、チョボ太くんのチャームポイント。しかし、実は飼い主さん、保護当初、この模様を色素沈着だと思っていたのだそう。

今でこそハッキリとしましたが、拾った当初は模様が小さかったので、鼻水汚れの色素沈着とかぶり、汚れだと思っていて…(笑)

いつか綺麗になると信じ、毎日ぬるま湯で一所懸命拭いていた特別な点々模様を、飼い主さんは愛を込めて「ハナタレ模様」と呼んでいます。

模様以外にも、チョボ太くんには他にもかわいい個性がたくさん。水を飲むのがちょっぴり苦手で、ミルクをあげた時には不器用すぎる光景が見られました。

ご飯の時間は、大好きです。「ご飯」という言葉を聞くと、どこにいても何をしていてもすっ飛んできます(笑)

また、よく寝言を言うのもチョボ太くんのかわいいところ。夢を見るタイプらしく、鳴いたり唸ったりし、時にはうなされていることもあるのだとか。

そんな時、飼い主さんはそっと起こしてあげますが、チョボ太くんはなぜか起床後、納得いかない表情に。

個性豊かなチョボ太くんの一挙一動から、飼い主さんは目が離せません。

妹猫たちには決して怒らない優しい兄貴猫

イタズラっ子だったチョボ太くんが落ち着きを身に着けたのは、生後1歳の頃。それを機に飼い主さんは、ウニちゃん(キジトラ)とイクラちゃん(キジ白)を迎え入れました。

迎えた時、チョボは興味津々で近づき、敵意がないことをアピールしようと一生懸命ゴロゴロ転がって仲良くなろうとしていました。

健気なそのアピールは残念ながら妹猫たちにはあまり響かなかったものの、チョボ太くんが温和でフレンドリーな性格であったため、3匹は仲良くなることができたのだとか。自宅では、微笑ましい猫団子がよく見られています。

妹猫たちは時折、チョボ太くんの寝床を侵略しにくることもありますが、心優しいお兄ちゃんは決して怒りません。

でも食事の時は見張っていないと、妹猫たちのご飯を横取りしようとします(笑)

そうした各々の個性を愛しく思う飼い主さんは愛猫たちが快適に暮らせるよう、寝床を8ヶ所も準備。工夫と配慮を重ねながら、幸せそうに暮らす愛猫たちのご尊顔を日々、拝んでいます。

強い生命力と優しさを兼ね備えた、チョボ太くん。小さな命の歴史を知ると、眼光鋭いアフター写真の見え方が少し変わってきそうです。