動画
「ベネ様の『グリンチ』しか勝たんニャ」映画評論家並に好みがうるさい表情豊かなシニア猫

「ベネ様の『グリンチ』しか勝たんニャ」映画評論家並に好みがうるさい表情豊かなシニア猫

小さな頃からワンちゃんと一緒に育ち、犬派を自認していたエミリーさん。しかし、結婚してちょっと変化が起こりました。そう、夫が大の猫好きだったのです。

スポンサーリンク



2人は決めました。「一緒に暮らすなら、保護猫を迎えよう」と。しかし、シェルターを訪問しても、なかなか運命の子に出会えず数か月が過ぎていきました。しかし、あるシェルターで出会ったエラちゃんは、導かれたようにエミリーさんのもとへ来て、指をなめて喉を鳴らしたのです。

エミリーさんは「この子だわ!」という直感に従いました。エラちゃんはシニア猫でしたが、エミリーさんは気になりませんでした。エラちゃんは人なつっこく、夫やエミリーさんの上に乗るなど元気いっぱい。しかし、エミリーさんはある時、エラちゃんが長い間、フリーズしたように止まっていることに気づきました。

それは、仕事で疲れ果てたエミリーさんが、なんとなくテレビをつけて、映画を見ていたときでした。隣のエラちゃんも夢中で見ていることに気づいたのです。「エラ?映画を見ているの?」とエミリーさんが一時停止ボタンを押すと、この顔!

「ごめんね!」と、思わず吹き出すエミリーさん。以来、気をつけて、エラちゃんがなにを好んでいるのか探ってみると、かなりはっきりとした好みがわかりました。大のお気に入り作品はCGアニメの「グリンチ」、しかもベネディクト・カンバーバッチが声をあてたバージョンでないと気に入らないのです!(ジム・キャリーが主演した実写版には興味がないそう)。

もちろん「グリンチ」以外にもお気に入りはあり、映画の制作会社の名前が出るローディング画面を見るとワクワクした様子でテレビの前に座り、「ジャングル・ブック」を見ると、動物たちと一緒に歩き回るのだとか。

エミリーさんはエラちゃんに、なにものにもかえがたい、深い愛情を注いでいます。「シニア猫だからって構える必要はないわ」とエミリーさん。

コメント欄には「エラは毎日同じ映画を見たがる幼稚園児みたいだ」「映画を止めたときの、あの目つき!笑ったよ」と、エラちゃんの個性に感心する声がたくさん寄せられました。すっかり猫派になったエミリーさんとエラちゃんは、今日もテレビの前で映画を楽しんでいます。