心ない誰かによって心を傷つけられたせいで、人間に対して強い警戒心を抱く捨て猫キャビットちゃん。そんなキャビットちゃんを目にした飼い主さんは、心から安心して身を委ねられる場所をつくってあげたいという決意をしました。
飼い主さんは、こちらを警戒しているキャビットちゃんへ少しずつ近づいてみることに。
飼い主さんが「ナデナデしていい?」と呼びかけながら近づいても、キャビットちゃんは怯えながら後ずさり。その小さな身体で、どれほどつらくて寂しい日々を送ってきたんだろうと胸が痛くなる飼い主さん。
それでも、飼い主さんはおやつとごはん、お水をもって毎日キャビットちゃんの元へ足を運びます。ようやく想いが伝わったのか、少しだけ心を開いてくれました。
ひどい嵐が近づいてきたある日、身の安全を守るためにキャビットちゃんをお家へ連れていく飼い主さん。キャビットちゃんは、ご飯をモリモリ食べてパワーチャージ。
嵐が過ぎ去った後はまたどこかへ去ってしまったキャビットちゃんですが、この日を境に二人の心の距離はグッと縮まります。
再会を果たしたある日、スリスリと身体を寄せて甘える様子を見せてくれたキャビットちゃん。ようやく、飼い主さんに心を開いてくれたよう。
人間に近づきたい、だけどまだ警戒心が消えない。そんなキャビットちゃんのために、できることはないだろうか。そう考えた末、飼い主さんはキャットハウスを造ることを決意。
無事にキャットハウスが完成した日、キャビットちゃんは大喜びでお家に入ってくれました。お家の中には大好きなご飯やおやつ、お水もバッチリ用意されていて、ご満悦の様子。
今はキャットハウスで暮らしているキャビットちゃんだけど、飼い主さん宅にお邪魔する日もそう遠くないでしょう。キャビットちゃん、マイハウスと優しい家族に迎えてもらえて本当によかったね。二人の心の距離が、もっともっと縮まりますように。