こんにちは!「ねこナビ」ライターの二階堂ねこです!
ライターネームが「ねこ」であることからもわかるとおり、猫が大好き。
近所にいた野良猫を保護し、家族に迎えて5年がたちます。
名前は「独歩(どっぽ)」。
文豪・国木田独歩にちなんだのと、あまりデレない独立独歩の気質を尊んで名付けました。
そう、うちの猫様は、デレない猫。
その理由は、ひとえに「警戒心が超強いから」なんです。
それもそのはず、保護したときには推定3~4歳。
野良猫生活が板についていますから、「知らない人が来たら即逃げる!」「ロボット掃除機なんて怖くて仕方ない!」となるのは当然のことでしょう。
家族には懐いて警戒心を解いていますが、知らない人やモノには警戒心むき出しなのです。
そんな独歩に、猫用便利家電を販売している「PetSnowy(ペットスノーイー)」様が、「自動給水器」を提供してくださいました!!
「警戒心の強い猫なので…」「もし使えなかったら…」とためらう飼い主に、PetSnowyの御担当者さんは言いました。
「気長に待ちましょう!」「ほとんどの猫ちゃんは気に入ってくれます!」
まず、結論から申し上げますと。
1か月もかからずに、PetSnowyの自動給水器からお水が飲めるようになりました!
食事ごとにボウルのお水を替えること自体、もともとそんなに手間に感じていなかったのですが、いざやらなくていいとなると、とってもラクチン!
うちは運用上、毎日自動給水器の洗浄と水の入れ替えをしていますが、本来なら1週間程度のサイクルでOKだそうです。
独歩の飲水量も、特に増減していないように感じられます。
今回は、うちの猫様が自動給水器を使いこなすまでの道のりをお伝えします!
【1日目】猫様、自動給水器を断固拒否!?
箱から出して設置します。
飼い主はウキウキですが、独歩は不審顔。
PetSnowyの自動給水器はWi-Fiに接続しアプリで制御できますが、Wi-Fiの2G帯でしか使えないので注意してください。
取扱説明書にちゃんと書いてあるのですが、読んでいなくて「????」となってしまいました。
無事稼働したPetSnowyの自動給水器。
小さな噴水のようにさらさらと滑らかに水が流れます。
音はそんなに大きくないのですが、ボウルの「静」の水しか知らない独歩にとっては、警戒すべきものだったよう。
最初こそひとなめしたものの「この水、怪しい。怖いニャ」と、あまり近寄らなくなってしまいました。
「できれば自動給水器から飲んでほしい」
そう思った飼い主、元の場所に置いたお水のボウルの水量を少し減らしてみました。
すると独歩は、妖怪のように、夜中にシンクの水滴をなめるように…!
あわててボウルのお水を元の量に戻すと、「そうそう、このたっぷりお水がいいのニャ」とボウルのお水を堪能。
どうすれば自動給水器からお水を飲んでくれるのか、悩む飼い主です。
【7日目】インターバルモードで近づきやすく
猫にとって、流れる水は魅力的なものだそう。
でも、いつも機械が動いていると近づくきっかけがないのかもしれないと思い、インターバル(間欠)モードに変更してみました。
数分に1回水流が止まり、静水になるのです。
運転の様子がわかるライトもオフにして、機械的な存在感を薄くしてみました。
すると、自動給水器のお水にも興味を持ってくれるようになりました。
静水の時に飲み流水になると逃げていきますが、少しは慣れたよう。
基本的にお水ボウルから飲んでいますが、1日1回くらいは給水機からも飲むようになりました。
【10日目】浄水フィルターを外してみる!
世間の猫ちゃんは、どうやって自動給水機に慣れていくのだろう…と不思議に思った飼い主、「自動給水器 猫 慣れる」でネット検索。
すると、浄水フィルターの活性炭の味を嫌がる猫がいるという情報を発見しました。
「確かに、流水になった上に水の味も少し変わったとなると、なかなか慣れないかもしれない…」。
洗浄の時に活性炭の粉が少し沈殿していることには気づいていました。
そこでパーツを洗い、浄水フィルターを入れずに運用を開始。
フィルターは、猫の毛やほこりだけでなく、水道水の水あかや塩素なども除去してくれるらしいので外したくなかったのですが、この際仕方ありません。
浄水フィルターを入れていないので、毎日洗浄をすることにしました。
【14日目】自動給水器のお水を気に入ってくれた!
しばらく経つと、自動給水器からごくごく水を飲む独歩の姿が見られました!
「味が嫌だったんニャ。よく気づいたな飼い主」と言っているかのようです。
お水のボウルからは足が遠のいていたので、ボウルのお水の量を再度減らしてみました。
おしっこの量も特に減っていない様子です。
【20日目】自動給水器への移行成功!
もうほとんど自動給水器からしか飲んでいないので、ボウルを片付けました。
インターバルモードから連続水流に変更しても、怖がらずに飲んでいます!
フィルターを入れないという、推奨される使い方ではないので、毎日中をゆすいで洗浄しています。
PetSnowyの自動給水器は2リットルの大容量。
フィルターを入れて運用した場合、目安としてクリーニングは1週間おき、フィルターは30日使えるようです。
夏になると水の腐敗が気になるので、フィルターを入れたいものですが、それで夏にまたお水を飲まなくなっても困るので、様子を見ながらだなと思っています。
自動給水器の機械自体に慣れたら、浄水フィルターを入れても飲んでくれるのでは…と期待しています。
気になる点としては、アプリでクリーニングの残り日数やフィルター交換の残り日数のサイクルを変更することができないのがちょっと気になっています。
「いや私は3日で洗浄したい」という人などは、自分でサイクルを覚えておかないといけません。
あと1点、猫ちゃんがお水をたくさん飲むなどして、循環する水が少なくなってくると、機械内の水音が反響します。
モーター音は35デシベル以下で水音は小さい方だと思いますが、お子さんがいるなど静かに運用したい人は、こまめに洗浄、給水した方がいいと思います。
ともあれ、静かにさらさらと流れる水流、シンプルな本体デザインと直感的で使いやすいアプリで、猫様にも人間にも嬉しいPetSnowyの自動給水器。
新しいものに警戒心を抱く慎重さをもちつつ、飼い主を信頼して受け入れてくれた愛猫の成長過程に、うれしくなった1カ月でした。
これからも、独歩と一緒に色んなことにチャレンジしていきたいと思います!