楽しい時も嬉しい時も、なぜかちょっぴり困り顔…。いなりくんは、そんなチャームポイントを持つ男の子。今回は飼い主のinarinikkiさんに出会いの経緯や、意外なギャップを伺いました!
ゴミ捨て場で「キツネ色の子猫」を発見
いなりくんは、マンションのゴミ捨て場に遺棄されていた子。ある日、子猫の鳴き声を聞いたinarinikkiさんは、辺りを捜索。すると、人間しか開けられないところに捨てられていた、生後間もない子猫を発見。
キツネ色をした手のひらサイズの子猫を見たinarinikkiさんは、まるでいなり寿司のようだと感じたため、「いなり」と名付け、家に連れて帰ることに。ミルクをあげ、大切に育てました。
困り顔であることに気づいたのは、保護してから2週間が経った頃のこと。
目が開いて、しばらくしてから眉毛のような影があることに気づきました。目の形もツリ目ではなく、まん丸で少しタレ目で。
猫らしくないその顔をinarinikkiさんはぬいぐるみのようで、たまらなく愛くるしいと思い、YouTubeで共有しました。
そんないなりくん、実は見た目によらず、意外と気が強いのだとか。人見知りすることはなく、掃除機もへっちゃら。動物病院へ連れて行ったり、シャンプーをしたりしても動じません。
シャンプーしてもらったにゃ🛁 pic.twitter.com/IOaaGJ7F1Z
— 困り顔のいなり (@inarinikki) August 12, 2020
見た目からは想像できないほど、奥深い…。名前の由来になった、いなり寿司とはそんな共通点もありそうです。
保護した猫は人間を大好きになってくれた
おうちに迎えて半年ほどたった今、inarinikkiさんは洗濯物についた抜け毛を見るたび、いなりくんの成長を噛みしめています。
小さな頃は毛が気になることがほとんどなかったので、たくさん毛が抜けていることに気づくと、大きく成長したんだなと思います。
また、迎えた頃とは違い、inarinikkiさんがトイレやお風呂、寝室などに行くと、必ずついてきて、ずっとそばにいてくれるようにもなったのだそう。
そんな姿を目にするたび、inarinikkiさんは嬉しくなります。
でも、噛み癖はそのまま。色々試していますが、毎日噛まれています。特に動いている時に足を狙ってくることが多いです。
そして、ティッシュ遊びが好きなところも変わりません。いなりくんがティッシュの面白さに気づいたのは、保護してから6週間が経った頃。
YouTube「保護6週目」編完成にゃ!😼
久々の更新にゃっ!
今までの動画で一番かわいいシーンが盛り沢山にゃ😻(ティッシュで遊んだのバレてるかにゃ…?) pic.twitter.com/QJb5hWawki
— 困り顔のいなり (@inarinikki) August 29, 2020
以来、inarinikkiさんは触れないところにティッシュを置くようになりましたが、いなりくんはトイレについてきた時にちゃっかり遊ぶのだそう。「最近では、マスクの紐も噛みちぎっています。すでに4~5個ダメにされました。」
そんなイタズラをされても、許してしまうのは困り顔以外にもいなりくんには“かわいいポイント”がたくさんあるから。
本当に猫かと疑いたくなるくらい、甘えん坊。帰宅すると騒いでお出迎えしてくれ、5分ほどスリスリ、ゴロゴロしてきます。
一緒に過ごしている時は、膝の上が定位置に。実はinarinikkiさんだけではなく、知らない人にも同じ態度なのだそうですが、いなりくんがこんなにも人間を好きになれたのはinarinikkiさんの真摯な愛情が心に響いたからだと言えそうです。
SNSを始めたのは猫を捨てる人が減り、拾う人が増えたらいいなと思ったから。いなりとの壁を感じず、親しんでもらいたいので猫目線の投稿を心がけています。
太ってないにゃ!!!🙀
冬毛の準備だにゃ😾 pic.twitter.com/0wg0FmVTRn
— 困り顔のいなり (@inarinikki) September 22, 2020
猫を育てるのは簡単なことではない。けれど、毎日大きな幸せと愛情を感じられる。inarinikkiさんはそう知ったからこそ、「猫と暮らす幸せ」が多くの人に伝わり、広がることを願っています。
その想いを傍で感じているいなりくんはこれからも、「幸せそうな困り顔」を惜しみなく見せてくれそうですね。