【インターペット大阪2025】ペット界隈の最新動向&最新猫グッズをお届け【レポートvol.1】

西日本最大級のペット産業見本市「第3回 インターペット大阪」が、2025年6月13日(金)から15日(日)の3日間、インテックス大阪1-3号館で開催されました。今年は「ペットはかけがえのない家族」をテーマに、前年を大幅に上回る盛況ぶりを見せました!

インターペット大阪2025概要

今回のインターペット大阪2025は、来場者数26,379名を記録。前年比約41%増という驚異的な動員増です。

6月13日(金):5,243名(前年5,026名)
6月14日(土):10,506名(前年7,153名)
6月15日(日):10,630名(前年6,531名)

9ヶ国・地域から318社が出展
日本275社、海外43社(前年は全281社)

写真提供:インターペット大阪

「猫シール」でぴったりの商品提案

今年も継続された「猫シール」システムは大好評。飼っている動物を示すシールを身に着けることで、来場者それぞれにぴったりの商品を提案してもらえる仕組みです。会場にはワンちゃん連れの来場者が多く見られましたが、猫ちゃんオーナーの方々もこのシールを活用して猫関連商品の情報収集に熱心に取り組んでいました。

注目ブース紹介

猫もととのう「ねこサウナ」…直方建材

猫好きさんの熱い視線を集めたのは、直方建材が展示した「ねこサウナ ハウスタイプ」。猫の体温に合わせて優しく温める遠赤外線猫用ハウスです。

主な特徴
・ハウス内温度20℃〜32℃の調整が可能
・39℃を超えると自動停止するアラーム機能付き
・天然木材を使用した一体型デザイン
・火を使わない安全設計

キャッチコピーは「ネコの快適に、本気で向き合いました」。単に温めるだけでなく、猫にとっての「心地よさ」を科学的に追求し、あたたかさ・うるおい・安全性・ニオイへの配慮を統合した画期的な商品です。遠赤外線加熱と呼吸する天然木材を使用し、音も光も抑えられた静かな空間は、警戒心の強い猫でも自然と安心できる仕様となっているそう。

実際にブースでは、多くの猫ちゃんオーナーが「うちの子は寒がりだから」「冬場の暖房代が気になって」「私もサウナーなので、ぜひうちの子にも“ととのい”を味わってほしい」と興味深そうに質問。愛猫の健康を真剣に考える飼い主さんの熱意が感じられました。

猫砂自動補充!「全自動猫トイレ」…EZLIFE(homerunpet JAPAN)

6月末予約開始の新商品として展示されたhomerunpetの全自動猫トイレ。なんといっても注目ポイントは、センサーで自動的に猫砂を補充する画期的なシステム。「いつの間にか猫砂が足りなくなる」という猫オーナー共通の悩みを解決する商品です。


注目ポイント
・センサーによる自動猫砂補充システム
・猫が回れる十分な広さを確保
・自動掃除機能搭載
・3種の挟まり防止機能で安全性を確保

ブースでは実機を展示。全自動猫トイレにありがちな、「気づくと猫砂が減っている」問題を解決する猫砂補充システムを見ることができました。価格やお届け時期について熱心に質問する来場者も。発売が待ち遠しい注目商品となっています。

猫オーナー向け特別企画…「InterCats(インターキャッツ)」

今年新設された猫オーナー向け企画「InterCats」は、猫好きさんが集まり、ほのぼのとした雰囲気に包まれたエリアとなりました。猫への想いやメッセージを自由に書き込める大型ボードには、「愛猫との出会いに感謝」「虹の橋を渡った子への想い」「これからもずっと一緒にいようね」といった心温まるメッセージが書き込まれていました。

ねこナビ編集部も書き込んできましたよ!

ブース内には実際に猫トイレも設置されており、猫同伴の来場者にとって安心できる環境が整備されていました。

また、豪華協賛品が当たるプレゼント抽選会も実施され、猫用おもちゃから高級キャットフードまで多彩な賞品に、多くの猫オーナーが列を作って参加していました。
ブース担当者は「来年はさらに内容を充実させた猫企画展として開催予定です」と意気込みを語っており、猫好きには見逃せないエリアとなりそうです。

写真提供:インターペット大阪



ペットの健康を支える最新情報…日本ペットフード協会

日本ペットフード協会のブースでは、ペットフードの安全性確保と品質向上への取り組みについて詳しく紹介されていました。特に猫好きから注目を集めたのは、ペット飼育と喘息発症リスクに関する最新研究データです。

協会が実施した犬猫飼育実態調査のデータを活用した国立環境研究所の研究によると、犬や猫の飼育経験者は未経験者に比べて喘息の発症リスクが半減するという驚きの結果が明らかになりました。調査対象者は約4300人で、犬を飼っている人の喘息発症率は5.7%、飼っていない人は14.8%。猫についても同様の傾向が見られ、飼育経験者5.6%に対し未経験者は13.5%という数字が示されました。

ブースでは「ペットとの生活の効用」について詳しい資料が配布されており、多くの来場者が資料を持ち帰っていました。

次回開催情報

インターペット東京2026
開催日:2026年4月2日(木)〜5日(日)
会場:東京ビッグサイト

インターペット大阪2026
開催日:2026年6月19日(金)〜21日(日)
会場:インテックス大阪(会場規模を拡大予定)

インターペット大阪2025は、革新的な猫グッズから啓発企画まで、ペットとの豊かな暮らしを支える多様な取り組みが一堂に会したイベントでした。特に今年は猫オーナー向けの企画が充実していた印象を受けました。来場者数の大幅増加は、ペットを家族の一員として大切にする意識の表れ。猫をはじめとするペットとの明るい未来を感じる会期でした。

写真提供:インターペット大阪

インターペット大阪2025レポートは、Vol.2「ペット防災編」、Vol.3「猫腎臓病の治療薬と家庭での看護編」へ続きます!お楽しみに!

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二階堂 ねこ
野良猫を保護してうちの子にしたライター・二階堂ねこのブログです。愛猫は独立独歩の性格を尊重して「独歩(どっぽ)」と名付けました。最先端猫ガジェットをお試しするなど、おどろきの家猫ライフを綴ります。