猫がリラックスしている時に鳴らすゴロゴロという喉の音は、猫飼いにとって聞いているだけで極上の癒し。そんなゴロゴロ音が規格外に大きい黒猫のピーチくんと、愛情たっぷりの飼い主さんの絆の物語です。
黒猫ピーチくんのチャームポイントは、驚くほど大きなゴロゴロ音! ピーチくんはよく飼い主のクリスさんの胸の上に乗り、何時間もその大音量モーターを響かせ続けるのだとか。クリスさんは、「エンジン音みたいだけど、ヒーリングミュージックのようにも感じるんだ」話します。

クリスさんが部屋で仕事や宿題をしている時は、少し離れたベッドの上からじっと見つめ、ゴロゴロと大音量で愛を送ってくれます。「誰かに深く愛されていると感じられるのは、本当に幸せだよ」。

二人の出会いは今から10〜11年ほど前。クリスさんの友人が住む家の納屋の周りにたくさん野良猫がいた中で、1匹だけ、母猫に育児放棄されている黒猫がいたのです。見過ごすことができなかったクリスさんはその黒い子猫を引き取りました。2〜4時間おきに哺乳瓶でミルクを与え、付きっきりで育て上げたのです。

朝は必ず挨拶に来て、どこへ行くにも後をついて回り、留守番の時はドアの前で帰りを待つピーチくん。クリスさん曰く、「自分が命を救ったことを、ピーチは分かっているんだと思う」。クリスさんがスマホを見たり宿題をしたりして構ってくれないと、遠慮がちに「ニャー」と文句を言うのだとか。


「ピーチの瞳をのぞき込むと不思議な気分になるんだ」とクリスさん。「純粋で古い魂(オールドソウル)を感じる」。クリスさんは、ピーチくんが自分を飼い主というより、自分の延長線上にある「自分より少し大きな猫仲間」のように思っているのかもしれないと感じています。

まさに仲良しの二匹の猫仲間のように、独自の温かい世界を共有する二人。命を救ってくれた存在への溢れんばかりの感謝が、あの大きなゴロゴロ音となって表れているのですね。





