ドバイで獣医をしている女性はある日、1匹の子猫に心を奪われました。路上で保護されたその子猫は、感染症によってボロボロの状態だったそうです。手厚い治療をする中で女性に芽生えたのは、「この子を迎えたい」という深い愛でした。
瀕死の状態で病院に連れてこられた子猫
ある日、女性が勤める動物病院に1匹の子猫がやってきました。子猫は路上で保護され、発見者によって動物病院に連れてこられたのです。

保護時、近くに母猫やきょうだい猫はおらず、子猫はたったひとりで孤独に耐えていました。
子猫はひどい感染症にかかっており、顔にはウジ虫が湧き、片耳がなくなっているという壮絶な状態でした。

あまりにも痛々しい姿を見た女性は、すぐに治療をスタート。小さな命を紡ごうと奮闘しました。
手厚い治療によって回復した子猫が“女帝”に!
感染症の治療が終わった後は、目の状態を改善する手術を行いました。また、感染症の影響で激しく損傷した猫ちゃんの頭部に肩の皮膚を移植する手術も行ったそうです。

保護主が飼い主にならなかったことから、女性は子猫を自宅に迎え、里親を探すことに。しかし、里親はなかなか見つからなかったそう。一緒に過ごすうちに子猫を手放せなくなった女性は、正式に家族として迎え入れました。

適切な治療によって、子猫の容体は快方へ。幸い、耳が聞こえなくなることもありませんでした。命を救われた猫ちゃんは女性宅で、女帝に君臨。

構ってほしい時には後ろで「ニャー」と鳴き、気持ちをアピールするようになりました。
片目の新入り子猫を迎えて多頭飼いに
それから1ヶ月後、女性は新たな子猫を引き取りました。名前は、ポティート。片目が見えない猫ちゃんです。

ポティートくんも保護主に連れられ、動物病院を受診しました。当時は生後4~5ヶ月ほど。目に感染症が広がっており、眼球を摘出しなければなりませんでした。

術後、保護主はポティートくんを再び路上へ放り出そうとしていたそう。その状況を見て、女性はお迎えを決意したのです。
2匹はすぐに仲良くなり、寄り添い合って眠るように。互いの鼻と鼻をくっつけて、毛づくろいし合うこともあります。

ハンデがあると、里親を見つけることは難しい。それでも私は2匹の愛猫を誇りに思う――。そう話す女性の言葉は、心に深く突き刺さります。
優しい飼い主さんと安心できる居場所を手に入れた2匹。これからも穏やかな日々が長く続きますように。





