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「ぜひお宅に頼むニャ」妊娠中の野良猫を保護主さんの家へ連れていたイケメン猫ちゃん…小さな体で4匹を育て上げた感動秘話

「ぜひお宅に頼むニャ」妊娠中の野良猫を保護主さんの家へ連れていたイケメン猫ちゃん…小さな体で4匹を育て上げた感動秘話

先日、SNSで「元野良猫アメルちゃんの保護から子育て、新しい家族との出会い」を描いた物語が129万再生を記録し、多くの猫好きさんの間で大きな反響を呼びました。

主役は、小さな体で4匹の子猫を育て上げた頑張り屋のアメルちゃん。そしてもう一匹、この物語には隠れた立役者がいます。それが、近所に住む飼い猫のオレくん。

ある日、助けの必要な一匹の野良猫を保護主さんのお宅へ「この子をよろしく頼むニャ」とばかりに連れてきた、まるで敏腕仲人のような猫ちゃんなんです。

今回は、オレくんの優しすぎる活躍と、そのご縁でニャン生が大きく変わったアメルちゃんの歩みを追ってみました。



毎日出勤してくる、近所の世話焼き猫さま『オレくん』

猫

僕、オレ。白黒のハチワレが自慢の猫だニャ

オレくんは、投稿者さん宅のお隣さんで暮らす飼い猫。ハチワレ模様のイケメンで、去勢も済ませたジェントルな男の子です。

投稿者さんが庭に来る猫を保護し始めたのは2022年ごろ。ちょうどその頃から、オレくんは毎日のように出勤してくるようになったそう。

気づけば3年くらい前から、我が家の猫に毎日会いに来ています。窓越しに毎日会いに来ては帰っていく感じですね。

不思議なのは、オレくんが態度を使い分けること。投稿者さん宅の猫たちには威嚇ひとつせず温厚そのものなのに、庭にやってくる野良猫には絶対に一歩も引かなかったそう。

ある日、“お客さま”を連れて登場したオレくん

そんなオレくんが初めて連れてきたのが、今回の主役である元野良猫・アメルちゃんでした。しかも当時、アメルちゃんは妊娠中。オレくんは、いちばん助けが必要な子を選んで連れてきたのです。

猫

この子、困ってるみたい。だからよろしく頼むニャ

興味深いのが、アメルちゃんが投稿者さんのお家に定住するまでの道のり。なんとオレくんとアメルちゃんは、投稿者さん宅に現れる前、ご近所の猫飼いさん宅にも姿を見せていたそう。

最初に現れてから2回目までに少し日数があるのですが、その間に2匹は近所の猫飼いさん宅にも顔を出していたようです。アメルを紹介する物件巡りをしていたのかな、と思いました。

内見(?)を重ねた末に選ばれたのが、投稿者さんのお宅。オレくんの不動産屋さんも顔負けの目利きが光ります。

猫

また会いにきたニャ。ご飯ちゃんと食べてる?

その後も、定期的に会いに来てくれるオレくん。その優しさと健気さに、胸を打たれます。

なぜオレくんは「あの家なら大丈夫」と知っていたのか

ここで気になるのは、「オレくんはどうして投稿者のお家を頼れるとわかったの?」という点。その答えは、オレくん自身が長年見てきた光景にありました。

オレくんはもう何年も我が家の庭をパトロールしているので、その間に庭へ来た野良猫を我が家が保護して、里親さんへ譲渡していく流れを知っていると思います。

決定打となったのが、投稿者さん宅で暮らすビートちゃけしくんの存在。もともとオレくんが庭で喧嘩していた相手でしたが、ある日、瀕死の状態で庭に倒れていたところを投稿者さんが保護。今ではすっかり我が家の一員です。

猫

僕、ビートちゃけし。今は極楽生活で毎日ハッピーだニャ

かつての喧嘩相手だったビートちゃけしも、瀕死の状態でいたところを保護して、ずっとの家族になりました。だから“困っている子はこの家に連れてくれば大丈夫”という流れを、オレくんは把握しているのではないかと思います。

甘えん坊から、凛としたお母さんへ成長したアメルちゃん

ここからは、この物語のもう一人の主役・アメルちゃんの頑張りに注目です。オレくんが引き合わせたアメルちゃんは、当時およそ1歳、体重はわずか2kg。その小さな体で、無事に4匹の子猫を出産しました。

僕

無事にこの子たちを産めて、本当によかったニャ…

保護された当初は、とにかく甘えん坊。部屋に入るとスリスリと擦り寄ってくる、人懐っこい女の子だったそうです。

ところが、子猫が生後1か月を迎えたころ、アメルちゃんに変化が。急に人へ「シャー」と警戒を見せ、あまり触らせてくれなくなったのです。

子猫の自立の時期が影響しているのかは分かりませんが、外で暮らしていたら、アメルはまた次の出産のために誰かと出会う時期。野良猫としての本能が出てきたのかな、と思いました。

甘えたい気持ちをぐっとこらえ、母の顔で4匹を守り抜く――。小さな体からにじむ強さに、胸が熱くなります。

猫

今はママの時間だニャ。この子たちは、わたしが守るニャ

4匹が巣立った後、いつものアメルちゃんが帰ってきた

献身的な子育ての甲斐あって、4匹の子猫たちには次々と里親が決定。

キジ白美人で控えめなポチャ子ちゃん、好奇心旺盛で里親希望が殺到したポムポムくん、オレくんそっくりのハチワレ・ペケ丸くん、髭模様がチャームポイントのおっちょこちょい・ケロピちゃん。

個性豊かな4匹は、それぞれの家庭へと巣立っていきました。すべての子猫を送り出し、避妊手術とワクチンを終えたアメルちゃん。すると――。

「また、前のように懐っこいアメルが戻ってきました」

猫

やっぱりわたしは、甘えん坊系キャットだニャ

張り詰めていた母としての緊張がほどけ、あの甘えん坊の女の子が帰ってきたのです。役目を終えて肩の力が抜けた姿に、投稿者さんもホッとしたでしょう。

アメルちゃんの頑張りが呼び寄せた、運命の里親さん

じつはアメル親子、SNSでの里親募集は考えておらず、知り合いだけに声をかけていたそう。そんな中、保護当初からInstagramでアメルちゃんを応援していた方が、DMで問い合わせをくれました。

その方には、忘れられない過去がありました。かつて同じように妊婦猫を保護したものの、産まれた子猫が一匹残らず亡くなってしまったというのです。だからこそ、出産と子育てに奮闘するアメルちゃんの姿に、深く心を動かされたのだといいます。

とても真剣にお問い合わせくださって、「アメルもお迎え可能です」とお返事しました。

アメルちゃんを迎えてくれたのは、オレくんそっくりのペケ丸くんという猫を飼っているご家族。なんだか不思議な運命を感じますね。

今アメルは、新しいおうちで本当に愛されて幸せに過ごしています。ペケ丸が成長したら、まるでオレくんとアメルが仲睦まじく寄り添っているように見えるのではないでしょうか。

猫

たくさん頑張ったから、今度はわたしが甘える番だニャ

それぞれの物語は、これからも続いていく

一度は保護主さんの前から姿を消し、半年後に再会したときにはお腹に4つの命を宿していたアメルちゃん。

小さな体で母となり、我が子を巣立たせ、そして自分自身も温かな家族のもとへ――。その一歩一歩が、多くの人の胸を打ちました。

猫

たくさんの素敵なご縁に巡り合えて、本当によかったわ

そして、そんな縁の入り口をそっと開けてくれたのが、誰よりも優しくジェントルマンなハチワレ猫のオレくん。

最後に、投稿者さんへ「オレくんがまた困った子を連れてきたら?」と尋ねると、「オレくんの頼みなら、引き受ける一択ですね」と即答してくれました。

助けが必要な命をそっと運んでくるオレくんと、その縁を受け取って懸命に生きたアメルちゃん。二匹が紡いだ物語は、Instagramアカウント『kuromitsu黒みつ』でチェックできます。

一度離れた命とふたたび巡り合い、出産・子育て・新しい家族との出会いへとつながっていく軌跡は、ぜひ動画でご覧ください。