母猫の首に巻きつく漁網で子猫の命がピンチに！絶体絶命な三毛猫親子の救出は成功するのか…？

どうにかして、あの親子を救いたい…。多くの人を、そんな気持ちにさせたのは、とある三毛猫親子。母猫の首や腕には漁網が…。網には子猫の首がひっかかっており、絶体絶命の状況。果たして、消えそうな命を救うことはできるのでしょうか…？

やせ細った三毛猫の首には、生後間もない子猫が。母猫の首や腕には漁網がきつく絡まっており、自力では取れない状況です。

腕に血がにじむ母猫の姿が痛々しいのはもちろんのこと、漁網は子猫の首にも巻き付いており、母猫が立ちあがると、子猫は宙づり状態に。

親子共に危険な状態であるため、一刻も早い救助が必要ですが、母猫は警戒心が強く、人の姿を見ると逃げてしまいます。

連絡を受けた取材班は、まずカメラを設置して、親子猫の隠れ場所を突き止めることに。

その中で、この母猫には、もう1匹子猫がいることが判明。隠れ場所で母猫は存分に母性を発揮し、我が子を大切に育てていました。

母の愛に心打たれた取材班は、改めて早期のレスキューを決意。ところが、ある日、予期せぬ事態が…。母猫の首にぶら下がっていた子猫の姿がなくなってしまったのです。

そこで、取材班は倉庫で子猫を捜索することに。幸いにも、子猫はネットから自然に解放されたようで、無事でした。

しかし、母猫の腕にはまだ網が絡まっており、油断を許さない状況なのは変わりません。母猫自身のため、そして、子猫たちが遺されないため、取材班は捕獲機を使い、母猫を保護することにしました。

人々の「助けたい」という祈りが通じ、捕獲は成功。子猫たちも隠れ場所から無事、救い出されました。

保護後、母猫は動物病院で体に巻き付いていた網を切ってもらい、ようやく自由の身に。子猫にも必要な治療がなされ、親子は院内のケージで再会を果たしました。

危険だらけの外生活で、なんとか子猫を守り抜いていた母猫と母を信じ続けた子猫たち。互いに支え合ってきたこの親子には今後、飢えや怪我に怯えなくてもいい家猫生活を送ってほしいものです。