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ご立派になられましたね…!弱々しくミルクを飲む赤ちゃん猫が「眼光鋭い悪ニャン顔」に成長

ご立派になられましたね…!弱々しくミルクを飲む赤ちゃん猫が「眼光鋭い悪ニャン顔」に成長

「本当に同じ猫…?」と突っ込みたくなるような驚きのビフォーアフターを見せたのは、かなりやかなこさん宅で暮らす、麝子(ジャイコ)ちゃん。

ミルクを必死に飲むあどけない姿から、貫禄ある大人にゃんこに成長。眼光が鋭い“悪ニャン顔”は二度見必至です!

ミルクボランティアで出会った子猫の命を守りたかった

ジャイコちゃんは、2012年6月生まれ。7匹兄弟の1匹で保健所に収容されていたところを動物保護団体に救われました。

当時、動物保護団体でミルクボランティアをしていた飼い主さんはジャイコさんの授乳を担当することに。ジャイコちゃんは、人間よりも猫同士でいることが好きなタイプ。

その性格を察したのか、飼い主さん宅で暮らす先住猫・モトハルくんは良きお兄ちゃんになってくれました。

黒猫のモトハルくん

ジャイコさんはミルクをよく飲み、順調に成長。やがて里親を探すため、保護施設デビューを果たしました。

すると、モトハルくんは意気消沈。ジャイコちゃんがいなくなったことが寂しかったのか、何日もご飯を食べない日が続きました。

一方、ジャイコちゃんも環境の変化になかなか馴染めず。

モトハルに愛されていたからか、他の猫に威嚇された時などに動くことができず、おもらしをしたこともありました。

その後、ジャイコちゃんはなんとか保護施設での生活に慣れ始めましたが、体に異変が。寄生虫が見られ、命が危ぶまれる状況となったのです。

そこで飼い主さんは引き取りを申し出て、治療を開始しました。

後から分かったのですが、アレルギー体質でもありました。兄弟猫の中にも薬やワクチンなどに反応している子が多くいました。

幸いにも治療は成功し、頑張り屋のジャイコちゃんは順調に回復。

その後は、たまにアレルギーで目が腫れたりする以外、大きな病気にはかかっていません。飼主孝行な娘です。

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隔離生活を乗り越え、最愛の兄猫と再会するも…?

隔離治療を終えた後、ジャイコちゃんは最愛の兄・モトハルくんと再会。治療中、モトハルくんはジャイコちゃんを隔離していたお風呂場の前から動かず、呼びかけるように鳴いていたため、さぞ感動の再会になることが予想されました。

ところが、隔離中にすっかり育ったジャイコちゃんを見て、モトハルくんは意外な反応。

「え?なに、これ???ジャ…ジャイちゃん…?」と動揺していました(笑)

その態度が不満だったのか、ジャイコちゃんはモトハルくんに塩対応。その様子を受け、モトハルくんもジャイコちゃんへの執着心をなくしたのだとか。

今、ジャイちゃんは猫より人間のほうがいいみたい。モトハルに対しても強く出ることがあります。

成長に伴って、見た目だけでなく内面も変わっていったジャイコちゃん。しかし、飼い主さんいわく、自己肯定感が高いところはそのままなのだそう。

自分に自信があるブリッコさん。「かわいいね」の掛け声が何より好きです(笑)写りが悪くてボス顔ですが、本ニャンは「ラブリーでキュート」と信じ切っていますので、顔が怖いことは内緒にしてあげてください(笑)

貫禄あるお顔の裏に隠された「意外なギャップ」とは?

「かわいい」を素直に受け止めるジャイコちゃんには、愛くるしいギャップがたくさんあります。例えば、貫禄あるお顔とは対照的に、性格はとても臆病でマイペース。

普通、猫には縄張りがありますが、ジャイちゃんはそういうのを全く気にしていないので、他猫がムカッとしている場面をよく見ます(笑)

子猫が好きでYouTubeなどから赤ちゃん猫の声がすると周囲を探し回るのも、飼い主さんだけが知っている、ジャイコちゃんのユニークな一面です。

また、一緒に暮らす中では知性が垣間見える場面も。ジャイコちゃんは一緒に眠らないのに、飼い主さんが寝ようとすると慌てて駆け寄り、ベタベタ。

いかにも一緒に寝るかのように振舞い、私が寝ると、さっさといなくなります。朝、起きる雰囲気を察すると、走ってきて横でゴロン。『ちゃんとここにいたわよ』って顔でごまかすんです(笑)

そんな笑顔零れる日々があるのは、病気の治療に励んだジャイコさんの頑張りがあったからこそ。飼い主さんは奇跡の積み重ねによって今の日常が成り立っていることに幸せを感じると同時に、避妊・去勢手術をきちんと行い、不幸な猫を生み出さないようにしてほしいと願い続けています。

見る人に驚きと笑顔を授けるジャイコちゃんのニャン生に、これからもたくさんの「楽しい」がありますように。