1匹の猫との出会いによって人間の人生が変化するように、猫のニャン生もひとりの人間との出会いによって大きく変わることがあるものです。こちらの飼い主さんは、動物保護施設が「譲渡できない」と言うほど攻撃的な猫ちゃんをお迎え。根気強く愛情を注いだ結果、嬉しい変化が起きました。
飼い主さんは猫ちゃんの攻撃性がどの程度か分かりませんでしたが、何があっても受け止める覚悟で迎え入れたそう。
お迎え当初、猫ちゃんは警戒心を露わにし、隠れていたそう。そして、少し環境に慣れ始めると、飼い主さんを追いかけまわすようになりました。
そこで、飼い主さんはニーハイブーツで足をカバー。少しずつ、猫ちゃんとの距離を縮めていきました。
すると、猫ちゃんの行動に変化が。飼い主さんに近づいたり、優しい眼差しを向けたりするようになったのです。
そして、お迎えから1ヶ月ほど経った早朝、嬉しい出来事が…!午前4時に目を覚ました飼い主さんは猫ちゃんがそばにくっついていることに気づき、心が温かくなりました。
それからというもの、猫ちゃんはすっかり甘えん坊に。「接近禁止令を出さないと」と、飼い主さんが冗談を口にできるほど、そばでベッタリ寄り添います。
自分を必要としてくれる限り、愛猫のそばにいる――。そう話す飼い主さんは、攻撃性がある猫との暮らしに悩む人に向け、「繋がりたいという利己的な欲求を捨て、時間をかけることが重要」とのアドバイスを送っています。
飼い主は、愛猫の生活をできる快適にするためだけにいる。そんな飼い主さんのメッセージに触れると、愛猫との関わり方を見つめ直したくもなるもの。
赤い糸で結ばれていたような2人がこれからも、穏やかで幸せな日々を過ごせますように。