ある日、投稿者さんが発見したのは、真冬の山奥に遺棄された猫ちゃん。ひとりぼっちでポツンと座り込む猫ちゃんの姿は、どこか寂しげ。その姿に心が痛み、投稿者さんは本格的な冬が来る前に保護しようと決意しました。
きっと、空腹なのだろう。そう思い、投稿者さんはひとまずご飯をあげることにしました。猫ちゃんは警戒しながらも、ご飯をガツガツ。
その後は距離を取りながら、時々ご飯を食べに来るようになりました。
初めは「シャー」という威嚇が挨拶代わり。しかし、1年以上かけて少しずつ距離を縮めていくうちに、撫でさせてくれるようになりました。
本格的な冬が来る前に、なんとか保護したい。そう思った投稿者さんは、捕獲作戦を決行することに。しかし、猫ちゃんは警戒心が強く、捕獲は3回ほど失敗。
そこで、4回目は捕獲機を使わず、抱っこをしてキャリーケースに入れる方法に変更しました。すると、この作戦は大成功!ようやく、猫ちゃんを温かいおうちに連れ帰ることができました。
保護後は毎日、ゆっくり触れて、人馴れ訓練。猫ちゃんは時々、唸りながらも甘えた仕草を見せるようになっていきました。
ケージでの隔離期間が終わった日には、恐る恐る部屋の中へ。自由に部屋を移動できるようになった猫ちゃんは同居猫ちゃんに挨拶をしたり、投稿者さんに甘えたりと、自由に過ごし始めました。
ずっと、ひとりぼっちで頑張って生き延びてきた猫ちゃん。この先はたくさんの同居猫たちと絆を育み、投稿者さんに甘え、幸せなニャン生を送ってね。