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一晩中、庭で鳴きわめく猫の“目的”とは? 明らかになった”猫の友情”に涙がこぼれる

一晩中、庭で鳴きわめく猫の“目的”とは? 明らかになった”猫の友情”に涙がこぼれる

韓国在住の男性は、庭に1匹のキジトラ猫が現れたことで生活が一変。一晩中、鳴きわめく猫ちゃんに、ご飯やおもちゃをあげ始めたものの、夜鳴きは止まらず…。実はこの夜鳴きには、想像もできない“猫ちゃんの優しさ”が隠されていたのです。



男性は猫ちゃんに「クジャ」という名前をつけ、快適な環境を提供するようになりました。扇風機などを用意し、寝かしつけも行います。

クジャさんが眠った後は、音を立てないように注意して、その場を去るのが恒例。しかし、眠りから目覚めるとクジャさんは男性の姿が見えないことに気づき、窓へ。

不安そうに大声で鳴きわめき、男性が出てくるのを待ちます。

鳴き声を聞きつけた男性は、すぐさまクジャさんのもとへ。話しかけたり、スキンシップを取ったりすると、クジャさんは落ち着きますが、男性がいなくなると、再び大声で鳴き始めます。

クジャさんの人懐っこい姿を受け、男性はどこかで飼われている猫だと思ったよう。そこで、庭の門を閉め、自宅へ帰るように促したこともあります。しかし、クジャさんは、抵抗。

なんとか門の下をくぐって男性宅の庭に戻ろうと、悪戦苦闘するのです。

男性は毎晩、クジャさんの鳴き声で目を覚まし、月明かりの下で猫じゃらしを振る日々を送り続けました。

すると、ある日、庭に違う猫ちゃんが出現!どうやら、その猫ちゃんとクジャさんは顔見知りのようでした。

不思議なことに、その黒猫さんがいるとクジャさんは鳴きわめきません。

その事実を知った男性は、驚愕。クジャさんは黒猫さんを呼ぶために鳴いていたのではないかと思うようになりました。

実は、黒猫さんには障害があり、歩行が困難です。まっすぐ歩こうとしても、よろけたり、転んだりしてしまいます。

動物病院で精密検査をした結果、黒猫さんは小脳が萎縮した状態で生まれる「小脳低形成症」であることが判明。

「ヘルス」と名づけられた黒猫さんは専門の猫ケアセンターで手厚いサポートを受けながら暮らすことになりました。

なお、心配していた猫友達が救われたからか、その後、クジャさんは夜鳴きをしなくなったそう。男性のもとで、今も元気に暮らしています。

自分にとって、大切な存在を助けたい――。そう思うのは、人間も猫も同じなのかもしれません。