旅行先で思いがけない運命の出会いを果たした夫婦。「いつか犬を飼いたいね」と話していた犬派のふたりが、いかにして小さな子猫の虜になり、家族としておうちに迎えることになったのか。心温まるストーリーをご紹介します。
アイザックさんとイリアナさんが宿泊先のプールで泳いでいた時のこと。どこからともなく1匹の小さな子猫がトコトコとやってきて、すりすりと懐いてきました。相手をしてあげると大喜び!それ以来、ふたりが敷地内のどこへ行っても、子猫は後をくっついて回るようになったのです。夫婦は「タイニー(ちびちゃん)」と呼んで、かわいがりました。

しかし、タイニーくんはあくまで滞在先の猫。イリアナさんは「ペットを飼う準備はできていなかった」と振り返ります。アイザックさんも「僕たちの計画では、猫ではなく犬と暮らすつもりだった」と。ふたりは、最初はタイニーくんを連れて帰るつもりは全くありませんでした。

しかし、ある雨の降る夜のこと、ふと外を見ると、そこには冷たい雨に全身濡れそぼって震えるタイニーくんの姿がありました。2人は慌ててタイニーくんを部屋の中へ入れ、優しくタオルで体を乾かしてあげました。

赤ちゃんのようにご飯を食べ、腕の中でぴったりとくっついて眠るタイニーくん。お世話をするほどに、2人の胸には「なんて可愛いの。この子がずっとそばにいてくれたら……」との思いが募りました。すっかり愛着が湧いてしまったのです。もはや、タイニーくんを置いて帰ることなど到底できなくなっていました。その夜のうちに民泊のホストからタイニーくんを引き取る許可をもらい、翌日には「3人家族」として一緒に家路についたのです。

帰宅後、動物病院で行った体重測定では、1ポンド(約450グラム)しかなかったタイニーくん。獣医さんの聴診器と同じくらいの大きさです。

全く予期していなかったタイミングでやってきた小さな命ですが、今では夫婦の生活にたくさんの笑顔をもたらしてくれる、かけがえのない存在になっているのだそう。「猫が飼い主を選ぶ」という運命をまさに実感していると話します。一番乗りで家族の仲間入りをしたタイニーくん、いつかは夫婦の夢のワンちゃんもやってきて、賑やかな家族になりそうですね。





