ある日、女性は障害を持つ黒猫を保護。先住猫たちがいる自宅へ迎えましたが、黒猫ちゃんは他の猫たちと上手くコミュニケーションをとることができません。そんな黒猫ちゃんを温かく受け入れてくれたのは、大きな同居犬たちでした。
シェルターで出会った1匹の黒猫に違和感を覚えた
黒猫ちゃんとの出会いは、勤務先のシェルターでした。箱の中に入れられ、遺棄されたところを保護されたとのこと。一般的な猫よりも小さい黒猫ちゃん。

様子を見ていると、違和感が…。かがむ時には辛そうな様子を見せるなど、一般的な猫とは異なる仕草が見られたのです。

実は猫ちゃん、胎児期に脊椎が正常に形成されない「短脊椎症候群」という珍しい先天性の疾患を持っていました。
背骨はわずか19cm 「短脊椎症候群」の猫をお迎え
短脊椎症候群は背骨(脊椎)の数や長さが異常に少なく、首や胴体が極端に詰まった体型であることが特徴だと言われています。

猫ちゃんは肩から背骨までが19cmほどしかないため、自分での毛づくろいは困難。首がほとんどなく、首輪をつけることもできません。

さらに、体温があがりやすく、無理をすると息切れを起こします。そうした事情を全て受け止め、女性は猫ちゃんのお迎えを決意しました。
猫同士ではコミュニケーションのすれ違い…救世主となった先住犬たち
猫ちゃんはボディランゲージで感情を伝えますが、黒猫ちゃんは障害によって、そうした動作が取れません。そのため、先住猫と意思疎通のズレが生じてしまいました。

コミュニケーションが上手く取れないことから、しばしば、いざこざが起きることも。そんなとき、黒猫ちゃんを守ってくれたのは先住犬たち。ワンちゃんたちは一緒に暮らす黒猫ちゃんを仲間だと認めてくれていたのです。

短脊椎症候群は、後に関節炎を発症するリスクがあるのだとか。そのため、飼い主さんはサプリメントを与え、骨の健康維持に努めています。
持病も含めて、丸ごと黒猫ちゃんを受け入れる飼い主さんと先住犬たち。注がれる愛情をたっぷり浴びながら、これからも猫ちゃんらしい日常を楽しんでほしいものです。





