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純血種の壁を越えて…スコティッシュフォールドの愛猫が20歳に!「奇跡の長寿」に隠された家族の愛

純血種の壁を越えて…スコティッシュフォールドの愛猫が20歳に!「奇跡の長寿」に隠された家族の愛

一般的に純血種の猫はミックス(雑種)よりも、寿命が短い傾向にある。だが、UniKoさんの実家猫バロンちゃん(スコティッシュフォールド)は、なんと2026年7月、20歳の誕生日を迎えた。

バロンは大事な家族。ひとりっ子の私にとっては妹みたいな存在です。

そう話す飼い主さんは、バロンちゃんとどんな思い出を築いてきたのか。また、バロンちゃんのニャン生から見えてくる長寿の秘訣とは――?詳しい話をうかがった。



友人が譲ってくれた大切なスコティッシュフォールド

飼い主さんはもともと、アメリカンショートヘアのミミちゃんと暮らしていた。だが、ミミちゃんは闘病の末に14歳で天国へ。当時、高校生だった飼い主さんは深く悲しみ、友人に聞いてもらっていた。

友人はその話を、ずっと覚えてくれていたようだ。2005年、飼い主さんに「子猫が生まれたから1匹引き取らないか」と声をかけてくれたのだ。

その友人は以前からミミを好きでいてくれ、自身もアメリカンショートヘアを迎えたそうです。

その後、友人は父猫となるスコティッシュフォールドもお迎え。子猫が産まれた時、飼い主さんの悲しんでいた姿が頭に浮かび、声をかけてくれたのだ。

母は『そんなすぐに…』と少し複雑そうでしたが、最終的には賛成してくれました。友人宅でつけてもらった名前をすでに憶えていたので、名前は『バロン』のままにしました。

先代猫とは正反対の“元気っ子“に驚かされて

繊細でお嬢様気質だった先代猫ミミちゃんとは対照的に、バロンちゃんはお喋りでアクティブな性格だった。猫によって、こんなにも性格が違うのか…。家族はそう驚かされたという。

バロンはアメリカンショートヘアの血も引いているからか、子猫期から若年期はとにかくやんちゃで。スコティッシュフォールドと初めて暮らす身としては、「骨折しないだろうか」とヒヤヒヤするような大ジャンプも見せられました。

バロンちゃんは、人間の食べ物にも興味を示す子だった。子猫の時には、飼い主さんのお母さんの口に手を入れ、おにぎりを強奪しようとしたこともあったという。

13年間ほど一緒に暮らしました。家を出る時に連れていくか悩みましたが、両親もとてもバロンをかわいがっていましたし、なにより13歳という年齢を考慮すると、住み慣れた家で過ごしてもらうほうがいいと判断しました。

18歳での病と感覚の衰え…それでも変わらない愛おしい時間

飼い主さんは今でも時間を見つけては実家へ行き、バロンちゃんとの触れ合いを楽しんでいる。バロンちゃんは、20歳になった今も食欲旺盛。家族が食事をしていると必ず隣に座り、何かもらえないか待つそうだ。

ただ、18歳の頃、甲状腺からホルモンが過剰に分泌される「甲状腺機能亢進症」と診断され、毎日の服薬が必要になった。また、2年ほど前からは目がほぼ見えなくなり、耳も遠くなったという。

だから、実家へ行った時に出迎えてくれることはなくなりました。でも、近づいて撫でると私のにおいを嗅いで、「ああ、いるのね」というような表情をしてくれます。

「適正体重の維持」と「猫ファーストの徹底」が引き寄せた長寿

1日でも長く一緒にいたい――。そう思い、家族はバロンちゃんと過ごす中で「大きい音を立てない」「頻繁に家具などの配置換えをしない」など、猫ファーストな生活を心がけてきた。

また、骨や関節に負担がかかりやすいスコティッシュフォールドという猫種を考慮し、若猫期から適正体重を維持し続けてきたそうだ。

かかりつけ医から、「適正体重であることが、この猫種にとっては大切なこと」と言われたからです。体重管理の維持は、スコティッシュフォールド特有の関節の症状がこの年齢まで出なかった大きな要因だと思っています。

また、もともと食欲旺盛なことや、あまり神経質な性格ではなかったことも長寿に繋がったのではないかと飼い主さんは話す。

目が見えにくくなったことで、バロンちゃんは自力での毛づくろいが難しくなった。だが、家族はそんなバロンちゃんをこまめに見守り、丁寧にブラッシングを行うなど、必要なケアを行っている。

食事の時には「仲間外れにされた」と感じさせないように、バロンが好きな療法食を少量あげたり、ときどきお刺身を分けたりしているそうです

家族の一員として大切にされている。そんな自己肯定感を持てることもバロンちゃんにとっては、生きる原動力に繋がっているのかもしれない。来年の誕生日にも家族からの「おめでとう」が降り注ぐよう、バロンちゃんのペースでこれからも日常を謳歌してほしい。