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まるでだだっ子!?脱走後に人間っぽい捕獲萌え姿を見せる茶色さん

まるでだだっ子!?脱走後に人間っぽい捕獲萌え姿を見せる茶色さん

猫は日常でさまざまな表情を見せてくれ、時には人間味も感じさせてくれますよね。
そんな中、今SNS上を賑わせているのが、脱走後に独特のポーズで捕獲されたユニークにゃんこ。
まるで、人間がだだをこねるかのような表情やポーズが面白く、多くの人から注目を浴びています!

あんぐりとお口を開ける猫ちゃんは、「中に人が入っているの?」と聞きたくなるほど、コミカルですね!

こんな体を張った捕獲芸を披露してくれたのは、茶色×白のコントラストが美しい茶色さん

飼い主の鈴木だんこさんによれば、茶色さんは普段「よく寝る・よく鳴く・よく動く」という三拍子を見せてくれるようで、寝顔がチャーミングなのも特徴です。

すやすやと気持ちよさそうに眠る茶色さんは、話題ツイートとは別ニャンのように見えますね!(笑)

そして、持ち前の人間らしさは捕獲時だけでなく、お腹が空いたときにも活かされるよう。
鈴木だんこさんによれば、まるで人間の言葉を話すように「ごはーん?」と喋ってくれるのだそうです!

そんな茶色さんがコミカルに捕獲されたのは、近所の温泉に行こうと、玄関を開けた瞬間に脱走してしまったからだそう。
いつもは2時間ほどで帰宅する茶色さんなのに、その日はなぜかなかなか帰ってこなかったため、鈴木だんこさんは朝から捜索をしていました。
すると、お向かいの方から「隣の家猫さんとお話していたよ」という目撃情報を得ることができ、ツイート写真のような捕獲が決行されたのです(笑)

なお、今回話題になったツイート写真は、8kgボディを持つ茶色さんが重くてずり落ちそうになってしまったため、暴れているようにも見えますが、実際はこのようにすんなり捕獲をさせてくれています。

捕獲された茶色さんはどことなく、嬉しそうにも見えますね!

また、茶色さんがコミカルな捕獲萌えを披露してくれたのは今回だけでありません。
例えば、雨の日に捕獲されたときは、腕を伸ばした謎のポーズを披露してくれています。

されるがまま状態の茶色さんは、もしかしたら娘さんからのハグを満喫しているのかもしれません。

そして、今回と同じように朝帰りをした日は、こんなかわいらしいお仕置きを受けたこともあったようです。

全力でお口を開ける茶色さんは、朝帰りを後悔していることでしょうね(笑)

そんな茶色さんは普段から外を恋しく感じており、隙を見ては脱走を試みているそう。
時には鈴木だんこさん家族に付いて、温泉に繰り出すこともあります。

もしかしたら、温泉通いは茶色さんの中でも日課になっているのかもしれません。

ちなみに、茶色さんはニャーニャーと鳴いて「出してほしいアピール」をするため、行き先が気になった鈴木だんこさんはこっそり追跡を決行したことがあるのだとか!
すると、家の周りをパトロールしながら、よく会う新聞配達の人や小学生と仲良くする茶色さんの姿を見ることができたそうです(笑)

コミカルな写真によりtwitter上で「#捕獲萌え」を広めた茶色さんはきっと、実生活の中でもたくさんを虜にする人気猫ちゃんなのでしょうね!

同居猫のお嬢ちゃんも捕獲萌え姿を披露!

茶色さんは、現在キジトラ猫のお嬢ちゃん(女の子)と同居生活を送っています。

グリーンの瞳が特徴のお嬢ちゃんは、愛くるしさもバツグンですね。

鈴木だんこさんによれば、2匹の仲は付かず離れずの関係だそう。

ほどよい距離感を保てるのは、仲良しな証拠のように感じます。
しかし、たまに茶色さんが構いすぎて、お嬢ちゃんから猫パンチをお見舞いされることもあるようです(笑)

そんな2匹は仲良しだからこそ、こっそりと内緒話も交わします。

耳元で語られるお話には、どんな秘め事が隠されているのでしょう。

鈴木だんこさんによれば、お嬢ちゃんは普段からあまり脱走しない子なのだそうですが、たまに茶色さんと同じように捕獲されることがあるそう。
そのときは、こんな捕獲萌え姿を披露してくれます。

おめめを真ん丸にするお嬢ちゃんは、「待ってました!」とドヤ顔をする茶色さんとは違い、捕獲時に「にゃー」と鳴き、意志を主張するのだとか(笑)

そしてお嬢ちゃんは、時に茶色さんとともに、朝帰りを堪能することもあったようです。

真剣な顔で外を眺める2匹は、どんな1日を過ごしてきたのでしょうか。

ちなみに、捕獲するときは2匹ともほぼ逃げないため、普通に抱っこをすれば、すんなりと捕まえられるのだそう。
重みを感じやすい娘さんも、お姫様抱っこをして、猫ちゃんたちを愛情深く捕まえているようです。

コミカルな捕獲萌え写真はきっと、鈴木だんこさん家族の温かな愛があるからこそ、撮影できたものなのでしょうね!

悲しい過去を持つ2匹だからこそ幸せに!

このようにたくさんの笑顔をくれる茶色さんとお嬢さんですが、実は2匹とも鈴木だんこさんが保護されたことがきっかけで、家族の一員になりました。

まず、茶色さんとは一昨年、小坂町と大館市を結ぶ旧小坂鉄道(廃線)にある「大館・小坂鉄道レールバイク」というアクティビティスポットで出会ったのだそう。
そのとき茶色さんは、一家5匹で捨てられており、辛い生活を余儀なくされていました。

そっぽを向いた茶色さんは、警戒心が満載なように見えます。

その後、子猫3匹はすぐ里親さんが見つかったそうですが、すでに大きかった茶色さんと奥さん(ミケさん)は貰い手が見つかりませんでした。
しかし、娘さんから「連れて帰りたい」と言われたため、鈴木だんこさんは保護することに決めたのです。

お外で暮らしている間、茶色さんと奥さんは、観光客からもらう食べ物を全て子猫たちに分け与えていたため、当時はとても痩せ細っていたそう。
特にミケさんの衰弱は激しかったため、病院通いの甲斐なく、亡くなってしまったとのことでした。

そして、お嬢ちゃんと家族になったのも、保護がきっかけだったそう。

お嬢ちゃんは家の近所で鳴いていたため、鈴木だんこさんは初め、迷い猫かと思い、貼紙などをして飼い主探しに励まれました。
しかし、どれだけ経っても飼い主さんが見つからなかったため、正式に鈴木だんこさん宅の家族になったのです。

このように悲しい過去を経験してきた2匹ですが、今ではすっかり幸せな家猫になり、温かい心を周りに振りまいてくれています。
中でも、茶色さんは、今年の夏に鈴木だんこさんが保護した11匹の子猫を甲斐甲斐しくお世話してくれたそうです。

ひょっとしたら、茶色さんは昔必死になって育てた自分たちの子供を、かよわい子猫に重ね合わせたのかもしれませんね。
この子猫たちは茶色さんと同じ場所に捨てられていましたが、鈴木だんこさんの努力もあり、無事に全員、里親さんが決まったそうです。

こんな風に猫が持つ優しさを傍で感じているからこそ、鈴木だんこさんは猫たちの健康を守るために、さまざまな配慮を行っておられます。
例えば、猫たちを外に出すのは在宅時のみにし、出かける前に逃げたら捕獲をするように心がけたり、不妊・去勢手術を行って、野良猫を増やさないようにも注意しています。
さらに、2匹の首輪には名前と電話番号を記したり、ワクチンやノミ取りを定期的に行ったりすることで、命を大切に守っておられるのです。

そして、そんな鈴木だんこさんの姿を目の当たりにしているため、娘さんも猫を愛しながら、すくすくと成長しています。

特に、茶色さんとは大の仲良しで、わざと逃げて捕まったり、追いかけっこをしたりと、まるで本当の兄妹のように遊んでおられるよう。
また、茶色さん自身は娘さんを自分の子供のように思っているみたいで、寝るときは一緒にベットへ行ったり、娘さんが寝たのを確認してから居間に戻ってきたりと、子育てを楽しんでいるようにも見えるのだとか(笑)

こんな風に、猫と楽しく共存している鈴木だんこさんが心から願うのは、「茶色さんたちのような捨て猫さんがいなくなりますように」ということ。

猫がブームになっているいまだからこそ、茶色さんやお嬢ちゃんたちが置かれてきた現実を知ったうえで、猫を愛していくことが大切なように思えますね。