まさかの成長にクスっと笑ってしまう―。montanonichijoさんの愛猫もんたくんは、独特な魅力を秘めた子。
これ貼ればいいんでしょ pic.twitter.com/1MnJx5oSD0
— もんたの日常 (@montanonichijo) December 8, 2020
一度見たら忘れられない圧倒的な存在感を放っており、飼い主さんが日常を投稿し始めるやいなや、瞬く間に人気猫さんに。どこかほっこりさせられる成長記録に、多くの人が目を細めています。
保護猫の譲渡会で一目惚れ
のんびり屋のもんたくんと飼い主さんが出会ったのは、保護猫の譲渡会。もんたくんは母猫についていけず、はぐれてしまい独りでいたところを保護された子。会場内では周りが見えないようにタオルを被せたゲージの中で、じっと伏せたままほとんど動きませんでした。
すぐに他の猫とは違う魅力があることに気が付きました。もんたが動くだけで驚き、感動したのを今でも覚えています。
実はもんたくん、小猫症(ドワーフキャット)。小猫症とはホルモンの異常によって引き起こされ、人間の小人症と同じような症状がみられる病気。成長しても大きさは子猫ほどで、現段階では治療法がありません。
飼い主さんは譲渡会の時点で、他の猫とは違う見た目をしていることや、ゲージの中でほとんど動かないことから、何らかの奇形や脳の障害があるかもしれないと感じていましたが、すべてを受け入れようと決意し、おうちに迎えました。
小猫症であるかもしれないと思ったのは、SNSを始めてすぐにフォロワーさんからDMを貰ったため。ネットで調べてみると、「先天性甲状腺機能低下症」の症状に当てはまるものが多いと気づいたから。
そこで病院で相談をし、詳しく検査してもらった結果、甲状腺機能の数値が標準より低いことが判明。
獣医師から「成長過程を考えても、ドワーフキャットと言っていいでしょう」と告げられました。
正式にドワーフキャットと診断するには、他にも様々な検査を受ける必要が。しかし、飼い主さんは、これ以上の検査は必要ないと判断しました。それは、どんなものを抱えていてももんたくんは、もんたくんだから。
一緒に暮らす中で、大変だと感じることは多々あります。例えば、便秘のケア。もんたくんは子猫の頃から酷い便秘症であったため、これまでに動物病院で摘便を何度も繰り返し、3回入院してきました。
その後、獣医さんと相談しつつ試行錯誤を繰り返し、効果的な食事スタイルを見つけることができましたが、今でも便秘にならないよう、毎日ケアしています。
もんたはたくさんの病気を抱えているかもしれないし、長くは生きられないかもしれない。でも、命あるものいつかは尽きる。それなら自分が精一杯、面倒見ていけばいい。それは引き取った時から、ずっと変わらない思いです。
愛猫のすべてを受け入れ、幸せでい続けられるように奮闘する飼い主さん。その愛は、もんたくんの心にも届いています。
甘えん坊なもんたが最高の一生を送れるように
もんたくんは全ての動作が、一般的な猫の1/3ほどのスピード。
本来は蹴って遊ぶおもちゃらしい。
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— もんたの日常 (@montanonichijo) December 7, 2020
しかし、たくさんの愛情を受け、自分らしいペースで成長中。猫らしかったお顔は味わい深くなり、内面にも変化が表れました。
よくおしゃべりをするようになりましたし、知らない人が来てもあまり動じなくなりました。
その一方で、甘えん坊な性格は子猫の頃から変わらず。ただし、甘え方は控えめで、抱っこをされると無抵抗になります。
特に好きなのは、飼い主さんからお腹を撫でてもらうこと。
このスキンシップを通し、2人は「大好き」の気持ちを伝え合っています。
そんなもんたくんが朝イチの「ちゅーる」やお昼寝と同じくらい好きなのが、お散歩。地面を1歩1歩踏みしめながら、ゆっくりと冒険。
もんたの散歩を追いかけてみた
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— もんたの日常 (@montanonichijo) December 5, 2020
飼い主さんは庭の池に落ちないか、敷地の外に出ないか、他の動物と会わないかなどを気にかけつつ、スロー散歩を見守っています。
SNSを始めた当初は、こんなにたくさんの人に愛猫の存在を知ってもらえるとは思っていなかったと振り返る飼い主さん。見てくれる人の目が増え、温かいコメントや知らない知識、アドバイスをもらえるようになったことで、もんたくんへの理解はより深まりました。
これまでは1人で育てているという感覚でしたが、今はたくさんの方に支えられているという気持ちが強くなりました。今後も変わらず、もんたが最高の一生を送れるようにサポートしていきたい。
クスっと笑えて、癒されるもんたくんの日常。その根底には、いつも愛猫のことを想う飼い主さんの猫愛があります。