猫も人と同じように、美しいものには心動かされ、感動する。そう感じさせてくれるのが、LalaTuubeさんが撮影した愛猫ララちゃんの写真。
生まれて初めて「滝」を見た猫。 pic.twitter.com/gH4fOQxre4
— ララ | 石垣島観光アンバサニャー🐾 (@LalaTuube) September 18, 2020
石垣島で暮らすララちゃんは日々、絶景スポットを飼い主さんと共にお散歩。愛くるしいその瞳に、綺麗な景色をたくさん焼き付けています。
ララちゃんはもともと石垣島で生まれ育った、野良猫。生後間もなく保護されましたが、その方が入院することになり、かねてから交流があった飼い主さんのもとへ。
しかし、元飼い主さん宅でララちゃんはほとんど放し飼い状態。サトウキビ畑から近くの海岸まで自由に散歩へ行っていたため、いきなり完全室内飼いにするとストレスが溜まってしまうのではないかと不安に思い、週に何回か散歩に連れていくようになりました。
散歩中に撮った写真や動画は入院中の元飼い主さんへ送っていました。そうしていたら、周りの方から猫を散歩させているのが面白いと言われるようになって。
そこで飼い主さんはSNSやYouTubeを通し、自分たちの散歩を多くの人に配信するようになりました。
とはいえ、猫を散歩させることはリスクの高いことだとも感じているからこそ、飼い主さんは糞尿処理の徹底など基本的なことはもちろん守り、サイズの合ったハーネスや丈夫なリードを着用させたり、気温・天候を気にかけたりして、ララちゃんに負担をかけないようにしています。
知らない人への警戒心が強いララちゃんの性格を考慮し、散歩は人のいない時間帯や場所に。散歩中はララちゃんが進みたい方向やスピードにできるだけ沿い、自由を感じてもらえるように配慮しています。
自由と安全の両方を重要視した、猫散歩。ララちゃんは日々、軽快な足取りで絶景を満喫しています。
これまで共に訪れたスポットは、数知れず。飼い主さんは「いかに猫をシネマティックに撮るか」を意識し、動画を撮影しています。
その中で、特に印象的な映像が撮れたのは島の中心にある、バンナ公園の「南の島の展望台」を訪れた時。
生まれて初めて展望台に登ったララちゃんは、世界の広さに目を丸くしました。
いつも、実際に撮影するまでどんな映像が撮れるか分からないのですが、この時はララが自然と景色のいい場所に登ってくれて感動しました。猫も景色を愛でるのだと実感した瞬間です。
また、遠くが眺められるところや海が見える場所を好むララちゃんは、「平久保崎灯台」にも心動かされたよう。
ここは、石垣島の数ある景勝地の中でも特に絶景だと言われている観光スポット。ララちゃんは風を受け、海のにおいを堪能しました。
石垣島の美しさと猫の愛くるしさに目を奪われる、猫散歩。飼い主さんは、そんな自分たちの散歩が石垣島を好きになってもらったり、猫の素晴らしさを知ってもらったりするきっかけになれば…と考えています。
石垣島は認知度が高く、メディア露出も多い島。でも、私は猫を通して、石垣島の新たな一面を伝えたい。
例えば、地元の人に人気がある「荒川の滝」もララちゃんの視点で見てみると、人目線で見た時とは違った味わい深さが。
自然の豊かさがよりダイレクトに伝わってきます。
アーネスト・ヘミングウェイは「一匹の猫から次へと繋がっていく」という言葉を残しています。その言葉のように、人が移動しにくい時世だからこそ、ララをきっかけに石垣島に興味を持ってもらいたいし、訪れるきっかけに繋がれば嬉しいです。
風の音や海のにおいなどを楽しみながら、世界の広さを心に刻むララちゃん。その日常を見守りつつ、ぜひ動画越しで一緒に「石垣島旅行」を楽しんでみてはいかがでしょうか。