企画

世界猫の日にオープン!東京都・立川市に誕生した猫専門書店「necoya books」

世界猫の日である8月8日、猫に関する本だけを取り扱う書店「necoya books(ネコヤブックス)」が東京都立川市にオープン。

necoya booksの正面入口

ネコモチーフのドリンクや猫雑貨の購入も楽しめる「necoya books」は猫好きが集う、新たな人気店となりそうです!

猫と猫本が好きで猫本専門の本屋をオープン

本屋を開きたいと思ったのが先ではなく、猫や猫本が好きだから猫の本屋をオープンしました。

そう語るのは、オーナーの柳さん。柳さんは共に7歳のミヤちゃんとレオくん、子猫のコロくんと暮らす猫好きさん。

左からレオくんとミヤちゃん

やんちゃ盛りのコロくん

ミヤはひとりが好き。他猫が近づくと怒りますが、私がベッドに入ると、いつの間にか近くにきて、撫でてと頭突き。それが、かわいい。雄の2匹は寂しがり屋で甘えん坊。いつも誰かの近くにいます。

お店のオープンを思い立ったのは、今年の2月22日。猫にとって意味のある日に、お店をスタートさせたい。そう考えた時、頭に浮かんだのが世界猫の日。

まだ何も決まってない段階で、オープン日だけ決まっていました(笑)たくさんの方と本屋オープンの話をした時、ほとんどの方は世界猫の日についてご存じではなかったので、伝えることができて嬉しかったです。

自身の猫愛をギュっと詰め込んだお店は、何から何まで猫尽くし。例えば、入口のドア付近には七輪で魚を焼く猫の置物が。

置物は雨の日になると、レインコートを着て傘をさしている猫に変わるのだそう。

傘立ても猫です。もちろん本物の猫はいませんが、店内も色々なところにあらゆる猫がいます。モンチッチまで黒猫に変身しているんですよ。

お店は、2階建て。1階には、児童書から大人の本まで様々なジャンルの猫本が約1300冊も並んでおり、猫雑貨も販売。

柳さんは販売するグッズを選定する時、できる限り保護猫活動を支援している会社の商品を選ぶようにしているのだそう。それは保護猫活動に直接携わることは難しくとも、自分にできる形で猫をサポートしたいと考えているから。

缶バッチやトートバックなど、necoya booksのオリジナルグッズもあります。グッズはこれから増やしていく予定で、売上の10%は動物保護団体に寄付します。

1階にある、こあがりのスペースはカフェのように使われており、肉球付きのマドラーが添えられているコーヒー、紅茶が楽しめる他、和歌山県産の温州みかんを100%使用した「ニャンジュース」や「水曜日のネコ」「ラッキーキャット」といったビールを猫足グラスで飲めるのだそう。

涼しい季節は、2階のテラスもカフェとして利用できます。

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なお、2階はギャラリーがメインで、展示会や座談会を定期的に開催。9月と10月は絵本を読んでもらった大人が感じたことを分かち合う「大人のための絵本セラピー」を2回、実施予定。

今後は、子どもへの読み聞かせや大人のための講演会、ワークショップなど楽しいイベントを続々と開催したいと、柳さんは意欲を燃やしています。

また、「necoya books」では水曜日、通常営業が終わって後、夜の本屋でゆっくり本が読める「猫夜本屋」という取り組みも行われているよう。

ユニークなこの企画は、本屋でゆっくり本を読みたいと思った柳さんの旦那さんによって提案されたもの。

スマホなどの電子機器も含めて誰にも邪魔されずに大人が1〜2時間、本をゆっくり読むことは、最近なかなか難しい。本に囲まれ、少し優雅な気持ちで読書ができるのは素敵だと感じたので、始めました。

現在のところ、利用者はまだ旦那さんのみ。

夜遅く電気がついているので、気になって聞きにきた方は何名かいらっしゃいました(笑)夜遅い時間なので、ぜひ地域の方に活用していただけたらと思っております。

猫専門本屋のオーナーが勧める「推し猫本」は?

強い猫愛と本愛を持ち、これまでにたくさんの猫本に触れてきた柳さんには推し猫本も多数。その中でも心に残っているのが、イラストレーターの坂本千明さんによる自費出版本『ねこのねえ』。

大手の書店ではお目に書かれない本作は、黒猫の絵がとても綺麗。柳さんは作中に綴られている「わたしの時間は あなたよりもずっとはやい」という言葉に心動かされたそう。

たしかに、猫たちの時間は私たちよりだいぶ早い。一緒に過ごしていると、それを忘れがちですが、この本を読むと猫との時間を大切にしようと改めて思います。売り上げの一部を猫のために寄付しているところも素敵です。

また、高橋和枝さんが手掛けた絵本『うちのねこ』(アリス館)も、ぜひ手に取ってほしい1冊なのだそう。

本作は和紙に絵が描かれており、成猫が慣れない環境の中で飼い主とゆっくり関係を築いていくという物語。

猫の感情が、和紙のにじみで上手く表現されているのが素晴らしい。作中では1年かかって、やっと布団の中で寝てくれるようになりますが、つい最近、お客様から11年経っても触らせてくれない家猫の話を聞き、猫それぞれだなあと思いました。

そう語る柳さんはたくさんの方が猫本を手に取ることで、本物の猫や動物たちの命を考える機会を持ってくれることを願っています。

本屋は、それができる媒体なのかもしれません。当店は、毎日が猫の日。お客様には猫の癒しパワーで幸せな気持ちになって欲しいですし、いつもより猫について考える場になれたら…と思います。

世の中の猫たちが、今日も平和に暮らせますように。そんな祈りが込められた「necoya book」には、穏やかで優しい時間が流れています。