飼い主が他界し外に置き去りにされた猫…半年間の野良生活の後保護され甘えた様子を見せる

保護猫活動に奔走している「府中猫の会」。
YouTubeで「ちゅー猫チャンネル」を運営して、活動を紹介しています。
そんな中、1匹の可愛い女の子の保護ストーリーが公開されました。

寄せられた情報によると、「猫を飼育していた高齢のご夫婦が相次いで他界し、猫は外に置き去りにされている」とのこと。
投稿主さんは、慎重に事実関係を調査しながら、連携しているボランティアさんに依頼して、猫ちゃんにご飯をあげるなどお世話を始めました。
かわいらしいパステル三毛の女の子です。
情報が本当なら、飼い主さんを失ってからもう半年ほど、外をさまよっていることになります。

もうすぐ本格的な寒さの底がやってきます。
元飼い猫が冬を越すのは困難だろうと、投稿主さんとボランティアさんは、コツコツと保護の段取りを進めていました。
猫ちゃんは寂しかったようで、ご飯をあげに行くとスリスリと寄ってきてくれます。

1月10日、満を持しての保護！
ボランティアさんが「ミルク」という可愛い仮名をつけました。

環境の変化に少しびっくりしているようですが、元飼い猫だけあって落ち着いています。
9歳ぐらいの女の子だそう。
投稿主さんは「洗ってあげたら美猫になりそう～！」

汚れているのは被毛だけではありません。
飼い猫だったのに、足の裏もすっかり汚れてしまいました。

亡くなった飼い主さんはペット禁止住宅でこっそりミルクちゃんを飼育していたそう。
そして遺族は、遺品の整理だけして、ミルクちゃんを外に置き去りにしたようです。
投稿主さんは、ミルクちゃんが外で暮らしていた時のねぐらを見に行きました。
いきなりお外に出されて、どれだけ苦労しただろうと、心が痛む投稿主さんです。

ノミダニの駆除薬を滴下したのち、医療にもかかり、ミルクちゃんは新しい猫生をはじめます。
今は「府中猫の会」で、少しずつ家猫生活を思い出しているところです。
甘えん坊で抱っこが大好きな様子をみせているそう。

これからは、何の心配もなく暖かいふわふわのお布団で眠れます。
きっと亡くなった元飼い主さんも、安心したことでしょう。
思う存分甘えられる「ずっとのおうち」が見つかるといいですね。