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本物のおヒゲや被毛も使用!猫飼いさんにオンリーワンの“愛猫作品”を届ける羊毛フェルト作家

本物のおヒゲや被毛も使用!猫飼いさんにオンリーワンの“愛猫作品”を届ける羊毛フェルト作家

フォトフレームの中でギュっと寄り添う猫たちが愛くるしい…。そんなときめきをくれる羊毛フェルト作品を制作するのは、羊毛フェルト作家のmochiさん。

猫ちゃんの個性を見事に再現した作品の数々に、思わず感嘆の声が漏れます!

コロナ禍で在宅時間が増えたことから羊毛フェルト作家に!

mochiさんが羊毛フェルトと出会ったのは、今から10年ほど前のこと。当時は小さな猫のマスコットを制作し、ネットオークションで販売していました。

でも、時間がなくなり、やらなくなってしまいました。いつかまたやりたいと思い、ずっと材料と道具は持っていたのですが…。

制作を再開したのは、コロナ禍によって家で過ごす時間が長くなったことから。「今ならできる」と思い、人気羊毛フェルト作家の「わくねこ」さんに憧れ、リアルな猫を制作するようになりました。

すると、「我が家の猫を作って欲しい」との依頼が届くように。そこで、mochiさんはオーダーを受け、この世でたったひとつの“うちの子羊毛フェルト”を制作するようになったのです。

作品によっても差はありますが、ひとつの羊毛フェルト作品を完成させるのにかかる時間は、およそ30〜40時間ほど。

制作中に一番こだわっているのは、猫の目。モデル猫の写真を見ながら、ひとつひとつ手描きで作っています。

うちの子だと感じてもらえるような目にするため、毎回工夫を重ねています。今の課題は鼻。羊毛以外の素材も試して、よりリアルな質感を目指している最中です。

少しでも、本物の猫に近づけたい。本物の猫と見間違うような作品にしたい。そう思っているため、mochiさんの作品には飼い主さんから送ってもらった猫ちゃんのヒゲや被毛が使われていることも。

作品の一部に本物の被毛を使用

特に、亡くなった子を制作する時は、ご依頼主様に愛猫が帰ってきたと思っていただけるような作品を作りたいんです。

本物の猫ちゃんが持つおヒゲ、被毛は毛の質感や色合いなど、作品を制作する上で参考になる情報がつまっている大切なものでもある。そう語るmochiさんは日々、1匹1匹の猫たちと向き合いながら羊毛フェルト作家としての技術を磨き続けています。

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愛猫たちの助けも受けながら完成させた「羊毛フェルト作品」

実はmochiさん自身も2匹の猫と暮らしている、猫飼いさん。ハチワレのみゃんちゃんは13年前に拾った。

とても賢く、名前を呼ぶと、かわいいお返事をしてそばへ来てくれます。

猫じゃらしを投げると、持ってきてくれます。夜は必ず、私の頭付近で寝るんです。

一方、3歳のそらちゃんは保護猫施設から引き取った子なのだそう。

私が座ってスマホを見ていると、「構え」と強引に間へ入ってくる甘えん坊。よく、娘と私の膝を取り合っています。

mochiさんが生み出した作品の中には、愛猫ちゃんたちの協力を得て完成したものもあるそう。そのひとつが、2023年12月に制作した「ミケ猫ちゃん」です。

この作品は、「目を瞑っているけれど寝てはいないお顔を制作してほしい」というオーダーから生まれたもの。

初めてのパターンだったので、そういえば目を瞑っている猫の顔ってどうなっているのかなと、我が家の猫を観察したんです。良い勉強になりました。

また、2022年6月に制作した「キジ白ちゃん達」も、mochiさんにとっては“挑戦”となった一作。

正面だと体の模様が見えなくなってしまうと思い、初めて横向きの猫を制作しました。思っていたより、ずっといい作品になり、自分の中でお気に入りのひとつとなりました。

なお、2023年9月の制作した「ペルシャ猫ちゃん」もmochiさんにとっては思い入れ深い作品です。

こちらは、「お気に入りのお顔で制作してほしい」とのオーダーから、少し上を向く姿を再現。

頬の毛がピンと上に伸びた面白かわいいお顔で制作するのが、とても楽しかったです。

どれだけ猫をたくさん作ったとしても、それぞれの飼い主さんにとって特別な“その子”を制作するのは初めて。だからこそ、これまでの作品にとらわれず、よく観察して、毎回新しい気持ちで制作する――。

そう話すmochiさんは今後、対面イベントに出て、実際の作品で毛並みや色合いを見てもらうのが夢。また、猫の手足やシルエット、尻尾も大きな魅力と思っているため、全身が入るフレームも作りたいと意欲を燃やしています。

上手くできない時や心が折れそうな時には、今までに貰ったメッセージやレビュー、SNSのコメントなどに励まされてきました。これからも、より本物に近い作品を目指して努力します。

心の中にある猫愛を反映させ、オンリーワンの“愛猫作品”を制作し続けるmochiさん。温かい気持ちが伝わるその作品は、飼い主さんにとって心の拠り所にもなっていそうです。