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「触れられないけど、大切な家族」 野良猫のために“猫ハウス”を製作→海外発の“深い猫愛”が泣ける…

「触れられないけど、大切な家族」 野良猫のために“猫ハウス”を製作→海外発の“深い猫愛”が泣ける…

独特な毛柄がかわいい、こちらの野良猫ちゃん。人間を警戒心し、飼い主さん宅が触れようとすると、猫パンチ!しかし、飼い主さんは専用のハウスを作るなどし、触れられない猫ちゃんを“家族の一員”として愛しています。



飼い主さんは個性豊かな柄に心奪われ、保護後に去勢手術をして、もといた場所に戻し、地域で守っていくTNRをしようと決意しました。

まずは、ご飯をあげて距離を縮めることに。外生活が長い猫ちゃんは触らせてはくれませんが、ご飯を求めて、飼い主さん宅の裏庭へ来てくれるようになりました。

慎重に距離を縮め、保護は無事成功。飼い主さんは去勢手術をし、猫ちゃんを外へ戻しました。その選択は外での生活に慣れ、人間を警戒する猫ちゃんのメンタルを考慮して下したものでした。

しかし、いざTNRを終えてみると、「もう二度と会えないかもしれない」という不安に駆らせたそう。そこで、路上で猫ちゃんを見かけるたび、「裏庭に戻っておいで」と話しかけるようになりました。

すると、数日後、意外な展開に。なんと、猫ちゃんは飼い主さんが伝えた通り、裏庭に戻ってきて、そこで長く過ごすようになったのです。

木工職人である飼い主さんは、裏庭に猫用ハウスを用意。ハウスにはカメラを内蔵し、猫ちゃんの様子が見えるようにしました。

相変わらず威嚇されることはあったものの、猫ちゃんは自分が置かれている状況を徐々に理解。やがて、1日の大半を裏庭で過ごすようになりました。

そんな姿を見た飼い主さんはもうひとつ、猫ハウスを製作。それは、外気温を考慮して暖房が入るハイテクなハウスです。

VIPな猫用ハウスも、すぐ猫ちゃんのお気に入りに。猫ちゃんは裏庭で、自身と似た柄の猫仲間とハウスを使ったり、遊んだりするようになりました。

なお、裏庭には爪とぎやお水、ご飯も用意。猫ちゃんが飢えや寒さで苦しむことはありません。

縄張り意識が強そうに見えるけれど、本当は優しくて穏やかな子…。猫ちゃんの性格を、そう語る飼い主さんは最近、手からおやつを食べてもらえるようになり、嬉しさを噛みしめています。

触れられたことはないけれど、あの子は自分たちの家族――。そんな飼い主さんの猫愛は、猫ちゃんの心にも届いているはず。猫ファーストな愛し方によって、今後も猫ちゃんにどんな変化が起きるのか楽しみです。