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被毛を入れることが”色付け“に!愛猫の毛をオシャレに保管できる「けだまだま」

被毛を入れることが”色付け“に!愛猫の毛をオシャレに保管できる「けだまだま」

ブラッシングなどで抜けた愛猫の被毛を大切に保管しておきたい衝動に駆られるのは、猫飼いあるある。そんな猫愛を満たしてくれるのが、「うちの子のけだまだま」さんが製作するペットの毛入れ物です。

透明樹脂で作られた「けだまだま」は、軽量。ペットの被毛を入れることで入れ物が色付くというユニークな作りになっています。

愛猫の被毛を持ち歩きたくて「毛玉入れ」を製作

うちの子のけだまだまさんは自身、5匹の猫と暮らすほどの猫好き。お嬢様気質な子もいれば、人間好きな子もいるなど、愛猫の性格はまちまちです。

ツンデレな性格のペコちゃん

ボスであり、みんなの優しいお父さんであるけだまくん。

「けだまだま」を製作したのは、仕事中や旅行中などに愛猫たちと会いたくなり、「毛を持ち歩きたい」と思ったから。

瓶やジップロックで毛を保管してはいましたが、持ち歩くには躊躇していました。毛を固めて閉じ込めるアクセサリーなども見たのですが、いつまでもふわふわな毛のままにしておきたくて…。

そんな時、頭に浮かんだのが、家にあるガラス製の猫置物。そうか、猫の形をした透明な容器の中に、毛を入れたらいいんじゃないか。そう思いつきましたが、ガラスを自宅で扱うことは難しかったため、透明樹脂を使い、作品作り。

自身と同じく、愛猫の被毛を集めている人に喜んでもらえるよう、試行錯誤しました。

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「うちの子が帰ってきた」と泣いて喜ぶ人も!

商品名は、ブラッシング時に愛猫のけだまくんの毛玉ボールをお子さんが言った「けだまだま」に決定。出来上がった作品には販売開始早々、予想以上の反響が!猫飼いさんだけでなく、愛犬家からも多くのオーダーが寄せられました。

中には、亡くなった子の「けだまだま」をお義父さんにプレゼントした購入者も。

「うちの子が帰ってきた」と泣いて喜んでいただいたというコメントを頂き、私ももらい泣きしてしまいました。

また、メモリアルとして購入された方からは、「毛をジップロックからけだまだまに移す時、久しぶりにあの子の毛を触って、楽しかったころの思い出が蘇った」と言われ、嬉しさを噛みしめました。

「あの子の分身として、これからずっとそばにいてくれることが、とてもうれしい」という言葉が、とてもぐっと来ました。

なお、「けだまだま」の完成により、自身も愛猫の被毛を持ち歩けるように。愛猫5匹の被毛を混ぜ入れた「けだまだま」は車に備えるお守りになっています。

会社で嫌なことがあった時には撫でて、気持ちを落ち着けています。早く家に帰りたくなります(笑)

「うちの子」とずっと一緒にいられるようにお手伝いしたい

「けだまだま」のサイズは小、中、大、でっかいの4種類。どのサイズも、ひとつの作品を完成させるには乾燥時間を入れて、約2日かかるそう。

製作できる動物の種類は犬、猫、うさぎ、鳥などと様々。現在の販売形態は、全3種類です。

①オーダーメイド…うちの子に似せて制作・受注制作。BASEにて抽選販売。
②クリア規格品…透明な形やデザインが決まった規格品・受注制作。minneにて不定期ゲリラ販売
③既製品…委託販売、取扱い店舗販売、minneにて不定期ゲリラ販売

オーダーメイドを製作する時はデフォルメしつつも、パッと見ただけで“その子”だと分かるように目の角度や大きさ、口元などのバランス感を調整。飼い主さんから教えてもらったチャームポイントを可能な限り、取り入れるようにもしています。

飼い主さんには、中に入れる毛の写真を送ってもらいます。色味を確認し、「けだまだま」に被毛を入れた時に、その子の見た目に近くなるよう、着色しています。

手がけてきたオーダーメイド品で印象に残っているのは、複雑な模様の三毛猫さん。完成した時は、「ハードルをひとつ乗り越えた」と大きな達成感を味わいました。

あと、1匹のワンちゃんを子犬、大人、老犬とサイズ違いで製作をさせて頂いたことがあります。年代ごとに分けるなんて、素敵な発想だと思いました。

仕事や旅行で離れていても、天国に行ってしまっても飼い主さんと“うちの子”が、いつまでも一緒にいられるようにお手伝いしたい。作品に、そんな想いを込めるうちの子のけだまだまさんは購入してくれた人がSNSにアップしてくれた「けだまだま」とご本人の2ショットを見るたびに、顔がほころぶそう。

ご本人さんが自分の匂いのする小さな分身を不思議そうに見ている様子がとても面白く、嬉しくて(笑)日々、皆さんの温かい反響に支えられています。

そう話すうちの子のけだまだまさんの夢は、匂いも保存できる「けだまだま」を作ること。将来的には動物園とコラボをし、象やキリンなど様々な動物の「けだまだま」を作りたいとも意欲を燃やします。

それを来園者にお土産として提供できたら、動物との触れ合いがさらに特別なものになるはず。新しいアイデアや技術を取り入れながら、これからもより多くの人に喜んでもらえる作品を作り続けたい。

ほんわかする猫愛から生み出された「けだまだま」には愛しい被毛だけでなく、一緒に暮らした思い出も保存できるのです。