動画
100日以上も尋常でなくお腹が大きい猫を心配した夫妻、真実を知るためにレスキューを依頼!

100日以上も尋常でなくお腹が大きい猫を心配した夫妻、真実を知るためにレスキューを依頼!

韓国のとある町に住む夫婦は、最近気にかかっていることがありました。それは家の周りにいる、ある猫のことです。



猫の名前はオムスニ。家の近所に住み着いているので、名前をつけてごはんをあげるなどかわいがっていました。そのオムスニの様子が最近おかしいのです。まず目につくのは大きなおなか。もちろん夫妻は、オムスニが妊娠しているのではないかと考えました。しかしいつまで待っても、赤ちゃんは生まれず、オムスニのお腹は大きくなるばかり。「猫の妊娠期間は65日なのに、もう100日にもなる」「本当に心配なの。病気だわ、きっと」。

オムスニは以前、赤ちゃんを産んだことがあります。その時に生まれた男の子、カリもこのあたりを縄張りにしています。カリもオムスニのことを心配しているのか、ごが出されると、わざわざ隠れているオムスニを呼びに行ってから一緒に食べるのです。

カリの気遣い、オムスニのどんどん大きくなるお腹と神経質な様子、すべてが夫妻を不安にさせました。「事態をはっきりさせたい」。そう思った夫妻はアニマルレスキューを依頼します。レスキューは大きな2匹分のトラップを設置し、お母さんに好物で呼び寄せてくれるよう頼みました。

神経質になりつつも、夫妻を信頼している2匹は、あっさりトラップに入ります。オムスニは病院にかかりました。検査の結果、医師が告げたのは…!?「オムスニは病気ではありません。6匹もの子をみごもっているのです」。あっけにとられる夫妻。「でも、すごく長い間お腹が大きくて…」。「それは、冬毛への換毛期と脂肪をたくわえる時期とがあったから、そこからもう妊娠しているように見えたのでしょう」。

「じき、生まれますよ」。そうと分かれば、安全に出産させる準備をしなくてはいけません。夫妻は大慌てで産室となるソフトケージや猫トイレなど必要なものを買いに走り、家の中の準備を整えました。

そして、オムスニとカリが家にやってきました。夫妻はできるだけそっと静かにしておきます。その日の夕方、オムスニは用意された産室に入っていきました。カリが心配そうに見守る中、無事6匹の赤ちゃんを出産したのです!

夫妻は、愛らしい赤ちゃんたちの誕生を大喜びしました。そしてそれ以上に、オムスニをねぎらってあげました。「もうオムスニとの絆を切りたくないね」。オムスニを家族として、家の中で飼うことに決めたのです。生まれた赤ちゃんたちは里親を募集するつもりだと話します。

思いがけないハッピーエンドに胸をなでおろした夫妻。そしてオムスニも、もう厳しい外の環境で暮らさなくてもいいのです。これからは両者に穏やかな日々が待っています。