紙袋に入るのを好むのは、猫あるある。しかし、エキゾチックショートヘアのじんぱちくんは一風変わった方法で紙袋を楽しみます。なんと、飼い主さんが穴を開けた紙袋を自分で着こなして満足気。
紙袋を被ったまま歩く「紙袋パトロール」がかわいいと、インスタグラムで大注目されています。
一目惚れしたエキゾチックは「癖アリ猫」だった!
もともと、ブリーダーからエキゾチックショートヘアを迎えたいと思っていた飼い主さんは、ネットで見たじんぱちくんに一目惚れ。翌日には、県外に住むブリーダーのもとへ向かいました。
飼い主さんが猫と暮らすのは、じんぱちくんが2匹目。じんぱちくんは、飼い主さんが持っていた“猫のイメージ”を覆す個性的にゃんこでした。
“癖アリなにゃんこ”と気づいたのは、独特過ぎる水の飲み方を見た時です。じんぱちくんは飲む前に手で水をバシャバシャかき、水温や水位をチェック。「良し」と思えたら、目を閉じ、顎をビチャビチャに濡らしながら豪快に水を飲んだのです。
また、おもちゃを狙う時には顔をブルンブルン。玉転がしのおもちゃは、ヘソ天で高速回転させたこともあります。
ふみふみ中ゾーンに入ると、顔面をふみふみされます。1年ほど前まではピンポン玉でのキャッチボールが得意でしたが、今は腕が落ちてしまっています(笑)
在宅ワークの飼い主さんは1日中、じんぱちくんと一緒。甘えん坊のじんぱちくんは、ちょっとした用事で飼い主さんが部屋からいなくなるだけで寂しくなり、ニャーニャー。
部屋にいる時は甘えた声で近づき、上に乗ってふみふみマッサージで癒してくれます。
推し袋で「紙袋パトロール」する楽しさを知って…
大好きな「穴が開いた紙袋」との出会いは、2年半ほど前。ある日、猫じゃらしで遊ぼうとした飼い主さんは「手を出すだろう」と思い、紙袋に穴を開けました。
すると、じんぱちくんは猫じゃらしで遊んだ後、放置していた紙袋から顔を出して遊び、最終的には紙袋を被ったまま、歩き出したのです。
想像すらしていなかった姿を見た飼い主さんは、笑いをこらえるのに必死だったそう。こうして、新しい遊びを知ったじんぱちくんは様々な紙袋を被って歩くようになりました。
数ある袋の中でも、じんぱちくんが特に好むのはKALDIの紙袋。お気に入りであるため、飼い主さんは、これまでに何着も新調してきたと言います。
常に5着は用意しています。KALDI、NIKE、ANA(青ストライプ)、Francfranc(白)、鳩サブレー(黄)が今の推し袋のようです。
ただ、どんな紙袋でも一度は被り心地を検証したいようで、じんぱちくんはいつも積極的に試着。好みやすいのは、ハイブランドのようなしっかりした紙質ではなく、どこでもあるような紙袋。飼い主さんのお財布にも優しい趣味です。
ただ、小さめの紙袋は着るタイミングでズレやすいので、着づらいようです。
癖の強い「紙袋パトロール」が癒しになってほしい
愛猫が“紙袋パトロール“をめいっぱい楽しめるよう、飼い主さんも試行錯誤。穴を開ける時は、顔のちょうどいい高さになるように意識し、歩きやすくしています。
取っ手はもちろん外して遊びに使う、エコスタイルです(笑)
なお、じんぱちくんはダンボールにもユニークな反応を見せるそう。紙袋と同じく被れるからか、箱にも穴が開いていて当然と思っているようで、穴を探す仕草をします。
箱を着ることもありますが、紙袋より重さがあるからか、着心地はあまりよくないように見えます。
クセある紙袋パトロールが、日々の癒しになれば嬉しい――。そう話す飼い主さんは、目周りのお手入れが必須なエキゾチックショートヘアの特徴を理解し、毎日ケアを行いながら、多くの猫好きさんに胸キュン動画を届けています。
紙袋をこよなく愛す、じんぱちくん。今後、「推し袋」はどう変化していくのか見守っていきたいものです。